1.ご利用サーバー情報

1-1. サーバーの機能

ProBiz」では、以下のサーバー機能をご用意しております。

  • メールサーバー
  • Webサーバー
  • FTPサーバー
  • メーリングリスト
  • グループウェア(オプション)

どの機能も、お客さまが所有されている独自ドメインを利用できるため、統一感のある運用が可能です。

1-2. サーバーの仕様

  • PING応答の遮断: セキュリティ面の理由から、サーバーがPINGに応答しない設定となっています。
  • 文字コードの標準化: 本サービスでは UTF-8 を使用しています。文字化けなどを防ぐために、ファイルやアプリケーションの設定もUTF-8を推奨いたします。

1-3. ドメイン

ご契約のサーバー領域には専用の「親ドメイン」を設定できます。独自ドメインを親ドメインとして利用することも可能です。

本サービス標準のDNSについて

標準のDNS( ns3.sphere.ad.jp / ns4.sphere.ad.jp )をご利用の場合、以下の設定値は編集できません。

(例:親ドメイン example.com / IPアドレス 123.123.123.123 の場合)
example.com IN A 123.123.123.123
example.com IN MX 10 example.com.

マルチドメイン機能

  • 親ドメインのサブドメイン(www.親ドメインやmail.親ドメイン)や他の独自ドメインを「子ドメイン」として設定できます。
  • 子ドメインのネームサーバー情報も自動的に標準DNS (ns3.sphere.ad.jp / ns4.sphere.ad.jp) へ追加登録されます。
  • 親ドメインそのものを変更することも可能。
  • 逆引き設定は常に W3Lab 側DNSへ登録いたします。

1-4. CHECK DOMAIN RESOLVER

サーバー開通後、独自ドメインのDNS設定がまだ整っていない場合、check domain resolver 機能によって受信メールが届かない時間帯が発生します。

  • ご契約直後 ~ 最大60分:メール受信できない可能性あり(設定が整うまでRejectされます)。
  • DNS側で Aレコードまたは MXレコードがサーバー向きに設定されるのを確認後、自動解除されます。

check domain resolver機能: サーバーのご契約時に登録されたドメインのDNSが、本サービスのIPアドレスを正しく向いているかどうかをサーバー側でチェックする機能です。

1-5. IPアドレス

  • 1契約につき1つの固定IPアドレスをご提供いたします。
  • IPアドレスの名義は NTTPC となりますので、whoisなどで取得元がNTTPCと表示される場合がございます。

1.6 ハードウェア

本サービスのサーバー機器は安定動作を目的として、以下のような構成となっています。

  • サーバー向けIAサーバー:信頼性が高く、24時間運用を念頭に設計。
  • RAID6相当構成:同時に2台のハードディスクが故障した場合でもデータを保護しやすい仕組みです。
  • 定期バックアップ:サーバー障害時に備えるため、別サーバーへのバックアップを実施(お客さまが誤って削除したデータを復元するサービスではありません)。
  • 万一の誤操作によるデータ消失リスクには、有料の「データバックアップオプション」のご利用をおすすめします。

1-7. ソフトウェア

ProBiz」 サーバーでは、以下の主要ソフトウェアを使っています。

ソフトウェア名ポート番号
OS: Linux
WWWサーバー: Apache80 (HTTP), 443 (SSL)
FTPサーバー: ProFTPDアクティブモード: 20,21 / パッシブモード: 62900~62999
メールサーバー: netqmail + dovecotSMTP: 25, 587, 465(SSL)
POP3: 110, 995(SSL)
IMAP: 143, 993(SSL)
メーリングリスト: ezmlm

ご注意:113番ポートはクローズされております(応答しません)。

1-8. ネットワーク

サーバーは NTTPC が運用管理するバックボーンネットワークに 1Gbps で接続。
大容量のコンテンツ配信やメール送受信においても、高速かつ安定したネットワークを提供できるよう努めています。

1-9. ディスク容量

ProBiz では以下のようなプラン例を想定しております(実際のプラン名/容量はお申し込み内容によります)。

  • 300GBプラン(ProBizベーシック)
  • 400GBプラン(ProBizスタンダード)

Web/メールユーザーの容量割り当て

  • サイト管理者さまは、1MB単位でWebユーザーやメールユーザーごとに容量を割り当てられます。
  • 使いすぎによる容量オーバーを防ぐため、ディスク使用量が80%を超えた段階で通知メールが送られます。

ブロックサイズによる計測

サーバーではハードディスクの「ブロックサイズ」単位で使用量を計算する仕組みです。小さなファイルを大量にアップロードすると、ファイルの実サイズ以上に容量を消費する可能性があります。

特にメールは1通=1ファイルとして保存されるため、小さなメールが多数サーバーに残っていると、想像以上にディスクを圧迫することがあります。不要なメールは削除またはローカル保存いただくと安心です。

1-10. ファイル数の制限

システム上の最大ファイル数・ディレクトリー数は 20,000,000 となっています。

  • 1フォルダー(ディレクトリー)あたり 10,000ファイル以下 を推奨。大きく超えるとアクセスやバックアップ時の処理が遅くなる恐れがあります。
  • 制限を超えるとFTP等で「550 : Disk quota exceeded」などのエラーになる場合があります。

1-11. WEB/メール容量配分

Web機能とメール機能それぞれに割り当てるディスク容量を自由に変更できます。

  • サイト管理者が「サイトマネージャー」から変更。
  • Web機能は最低 200MB、メール機能は最低 100MB が必要です。
  • 現在ご利用中の容量を下回る数値には設定できない点にご注意ください。

1-12. サーバーへの集中的な接続による高負荷対策

アクセスが過度に集中した際、サーバーを保護するために同時接続数やタイムアウトを制限する仕組みがあります(Web/FTP/メールなど機能ごとに設定)。具体的な数値は非公開ですが、短時間に大量の接続が発生すると新規接続が制限されることがあります。

1-13. PHPバージョンアップに関する方針

PHPの新しい正式版がリリースされた場合は、原則として公式提供元(php.net)のリリース版を適用しています。
ただし、第三者作成のパッチは影響範囲が把握しきれないため、基本的に適用いたしません。また、安定稼働を重視して、必要がないと判断した場合は旧バージョンを継続利用する可能性がございます。

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