2. FTP / ファイル管理
- 2-1.サーバーのディレクトリ構成
- 2-2.FTPアカウントの設定
- 2-3.FTPアカウントの作成・変更・削除
- 2-4.FTPソフトの利用方法
- 2-5.セキュアファイルマネージャー
- 2-6.FTP 接続制限
- 2-7.SFTP
- 2-8.Get a File
2-1. サーバーのディレクトリ構成について
ご利用のサーバーのディレクトリ構成は、下記のとおりです。
/
/ _smartrelease_except
/ log
/ html
/ html / index.html
/ html / .htaccess_usr_table
/html / cgi-bin
/html / .well-known
ルートディレクトリ
Smartreleaseでのバックアップ、ファイル転送対象外ディレクトリ
ログファイル用ディレクトリ
ドキュメントルート(通常はここにHTMLファイルを保存してください)
ディレクトリトップページ
アクセス制限をインストールすると表示されるファイルです
CGI用ディレクトリ
SSLサーバー証明書のファイル認証用ディレクトリ
■SslBiz では、サーバー内にあらかじめ設定されているディレクトリは、サーバー稼働や各種プログラムの実行に必要なディレクトリであるため、一部操作の制限をしております。
- 対象ディレクトリ
・http のドキュメントルート「/html」
・ログディレクトリ「/log」 - 対象ディレクトリについて以下の操作を制限
・ディレクトリの移動
・ディレクトリの削除
・ディレクトリのリネーム - 対象ディレクトリのパーミッション(アクセス権限)の変更は可能ですが、 非推奨 です。
- ドキュメントルート(「/html」)を複製することはできますが、複製したディレクトリは削除ができなくなります。
削除が必要な場合は、削除ディレクトリのフルパスをご明記のうえ、当社サポートへ制限解除をご依頼ください。制限解除後、お客さまにてディレクトリを削除願います。
■html、log ディレクトリは、リネーム / 削除 / パーミッション変更などを行わないでください。これらを行うと運用上思わぬ不具合が発生します。
■SslBizサーバーのシステム上 「/html」ディレクトリ以下に「/public/images」という名称のディレクトリを設置しても正常に動作しません。「/public」ディレクトリ内では「/images」以外の名称でご利用ください。
■ご利用のサーバーではセキュリティ対策のため、お客さまサーバー領域直下に「lib」と「etc」という名称のディレクトリを作成することができません。
例)
「/lib」 ←作成不可
「/etc」 ←作成不可
「/html/lib」 ←作成可能
「/html/etc」 ←作成可能
■サーバーのアドレス補完機能により、www なしでディレクトリ指定した URL の最後に「/」を入力せずにアクセスすると、 www 付きの URL にリダイレクトされます。
例)
「http://example.com/test」 でアクセスすると 「http://www.example.com/test/」 にリダイレクトされます。
※最後に「/」を付けると「http://example.com/test/」で表示できます。
ログインディレクトリについて
FTP でサーバーにアクセスする際、アクセス先のディレクトリを「ログインディレクトリ」といいます。ログインディレクトリは、FTP アカウントを作成する際に FTP アカウントごとに指定可能です。
以下は各ディレクトリの役割です。
「/」(ルートディレクトリ)
ウェブサーバーのお客さま領域における一番上の階層です。
このディレクトリをFTPクライアントソフトでサーバーのログインディレクトリに設定すると、すべてのディレクトリ(「/log」「/html」「/html/cgi-bin」など)にアクセス可能になります。
「_smartrelease_except」
SmartRelease でのバックアップ・ファイル転送の対象外にしたいファイルを入れておく場所としてご利用ください。
※サーバーのルート直下に「_smartrelease_except」というディレクトリが自動作成されます。
SmartRelease を用いず FTP リリースを行う場合、当ディレクトリを削除しても動作に影響はありません。また、削除後に同名のディレクトリを再作成すれば、元の通りご利用いただけます。
「/log」
ホームページへのアクセスログやエラーログなど、ログ解析で利用される各種ログファイルが生成・蓄積されるディレクトリです。
このディレクトリをログインディレクトリにすると、他ディレクトリ(「/」「/html」「/html/cgi-bin」など)にはアクセスできません。
「/html」
「http(https)ドキュメントルート」であり、ホームページのデータをアップロードするディレクトリです。
このディレクトリをログインディレクトリにすると、他ディレクトリ(「/」「/log」など)にはアクセスできません。
ホームページ更新用の FTP アカウントは、このディレクトリをログインディレクトリとして設定しておくことを推奨します。
「/html/cgi-bin」
CGI 設置専用のディレクトリです。
■ 独自 CGI はパーミッションで実行権限を持たせれば、当ディレクトリ以外でも動作します。
■ 当ディレクトリに cgi ファイル以外(画像ファイルなど)を設置しても動作しません。
「/html/.well-known」
SSL サーバー証明書お申し込み時の認証作業で利用されるディレクトリです。
削除等は行わないようご注意ください。
2-2. FTP アカウントの設定
FTP 接続先の設定値は、以下をご参照ください。
コントロールパネルの【Home】 > 【サーバー情報】でウェブサーバー名を確認のうえ設定してください。
FTP 接続先の設定値 | FTP | FTP over SSL | SFTP |
---|---|---|---|
IP アドレス | ウェブサーバー名(ホスト名)での接続を推奨 しております | ||
ftp. ドメイン名 | 〇 | 〇 | 〇 |
hbv****.secure.ne.jp | 〇 | 〇 | 〇 |
※公開サイトとテストサイトで、同じ FTP アカウント名の登録はできません。重複しない別のアカウント名を設定してください。
※ IP アドレスは、コントロールパネルの【Home】 > 【サーバー情報】にてご確認ください。
※ 「ftp.ドメイン名」は、ドメインの DNS 変更後、名前解決の先が当社サーバーを指している状態でご利用いただけます。
2-3. FTP アカウントの作成・変更・削除
FTP アカウントの作成
- コントロールパネルにて 【Web】 > 【公開サイト】 > 【FTP アカウント】 をクリックします。
※上記は「公開サイト用」の場合です。テストサイト用の場合は 【Web】 > 【テストサイト】 > 【FTP アカウント】 と進んでください。 - 【FTP アカウントを作成】 をクリックします。
- 必要項目を入力して 【登録する】 をクリックします。
アカウント名 / パスワードについて
■ 公開サイトとテストサイトで同じ FTP アカウント名の登録はできません。
■ FTP アカウント名およびパスワードは下記の要件を満たす必要があります。
◆ FTP アカウント名として可能な文字列
・半角 3 文字以上~16 文字以内
・半角の英数字と一部の記号が利用可能(アルファベット、数字、「-」「_」「.」)
◆ 以下と同じ文字列は設定不可:
[ root / nobody / access / account / backup / user / test ならびに ftp0~ftp9 ]
◆ パスワードとして可能な文字列(以下をすべて満たすこと)
・半角 8 文字以上~16 文字以内
・アルファベット(大文字 / 小文字)と数字を 1 文字以上含む
◆ 以下と同じ文字列は設定不可:
FTP アカウント名、ドメイン名
■ セキュリティ向上のため、パスワードは定期的な変更をおすすめします。
ログインディレクトリについて
ウェブサイトで公開するファイルは「/html」以下にアップロードが必要です。
そのため、ファイルアップロード用 FTP アカウントのログインディレクトリは「/html」もしくは「/」を選択してください。
詳細は 「2-1. サーバーのディレクトリ構成について」 をご参照ください。 - 「FTP アカウント」画面に戻ると、追加したアカウントが一覧に表示されます。
FTP アカウントの設定変更
- コントロールパネルにて 【Web】 > 【公開サイト】 > 【FTP アカウント】 をクリックします。
- 変更したい FTP アカウントの 【編集】 をクリックします。
- 再設定を行い、 【変更する】 をクリックします。
- 再設定後、アカウント一覧画面に戻ります。
FTP アカウントの削除
- コントロールパネルにて 【Web】 > 【公開サイト】 > 【FTP アカウント】 をクリックします。
- 削除したい FTP アカウントの 【×】(削除) をクリックします。
- 確認画面が表示されるので、 【OK】 をクリックします。
- 削除した FTP アカウントが一覧から消去されます。
2-4. FTP ソフトのご利用方法
ご利用中のウェブサーバーへ FTP 接続するには、主に下記 3 点を FTP ソフトに設定する必要があります。
項目 | 設定内容 |
---|---|
ホスト | 接続するウェブサーバーのウェブサーバー名を入力してください。 |
ユーザー名 | コントロールパネルで設定した FTP アカウント名を入力してください。 |
パスワード | コントロールパネルで設定した FTP アカウントのパスワードを入力してください。 |
FTP 接続の種類(プロトコルとポート)
プロトコル | 接続ポート番号 | 暗号化 |
---|---|---|
通常(plain FTP) | 21 | 平文での FTP 接続 |
FTP over SSL | 21 | SSL/TLS で暗号化された FTP 接続 |
SFTP | コントロールパネル【Home】 > 【バージョン・ポート番号】 > 「SFTP」でご確認ください。 | SSH で暗号化された FTP 接続 |
FTP over SSL や SFTP の利用可否は、お使いの FTP ソフトウェアの対応状況によります。
設定方法の詳細は、ソフトウェア提供元のマニュアル等をご参照ください。
2-4-1. FFFTP の設定方法
FFFTP をご利用いただく場合の設定例を以下に示します。バージョン等により手順が異なる可能性がありますのであらかじめご了承ください。
通常(FTP)の設定方法
- FFFTP を起動し、ホスト一覧 から 【新規ホスト】 をクリックします。
- 【基本】タブを選択し、各項目を入力します。
入力項目
① ホストの設定名:ソフト上での設定名です。任意の名称で構いません。
② ホスト名(アドレス):接続するウェブサーバーのウェブサーバー名を入力。
③ ユーザー名: コントロールパネルで設定した FTP アカウント名を入力。
④ パスワード / パスフレーズ:コントロールパネルで設定した FTP アカウントのパスワードを入力。 - 【拡張】タブを選択し、 【PASV モードを使う】 にチェックを入れて 【OK】 をクリックします。
・PASV モード:チェックを入れる(推奨)
・ポート番号:「21」
FTP over SSL の設定
- ホスト一覧で対象ホストを選択し、 【設定変更】 をクリックします。
- 【暗号化】タブを選択し、 「FTPS(Explicit)で接続」 のみにチェックを入れ、 【OK】 をクリックします。
※「暗号化なしで接続を許可」と「FTPS(Implicit)で接続」の 2 つはチェックを外してください。
2-4-2. WinSCP の設定方法
WinSCP をご利用いただく場合の設定例です。バージョン違い等により手順が異なる場合がありますのでご注意ください。
通常(FTP)の設定方法
- 【新しいサイト】をクリックし、必要事項を入力して 【保存】をクリックします。
入力項目
① 転送プロトコル:FTP を選択してください。
② 暗号化:暗号化なしを選択してください。
③ ホスト名:接続する FTP サーバーのウェブサーバー名を入力してください。
④ ユーザー名:コントロールパネルで設定した FTP アカウント名を入力してください。
⑤ パスワード:コントロールパネルで設定した FTP アカウントのパスワードを入力してください。 - 必要事項を入力し、【OK】 をクリックします。
・セッションの保存名:任意の名称で構いません。
・フォルダ:任意のフォルダを選択可能です。 - 保存したセッションを選択し 【ログイン】 をクリックします。
- パスワードを入力して 【OK】 をクリックします。
- サーバーに接続されると、WinSCP の画面にサーバー内ファイルが表示されます。
FTP over SSL の設定方法
- 【新しいサイト】をクリックし、必要事項を入力して 【保存】をクリックします。
入力項目
① 転送プロトコル:FTP を選択してください。
② 暗号化:明示的な TLS/SSL 暗号化 を選択してください。
③ ホスト名:接続する FTP サーバーのウェブサーバー名を入力してください。
④ ポート番号:21
⑤ ユーザー名:コントロールパネルで設定した FTP アカウント名を入力してください。
⑥ パスワード:コントロールパネルで設定した FTP アカウントのパスワードを入力してください。 - 保存したセッションを選択し 【ログイン】 をクリックします。
- パスワードを入力して 【OK】 をクリックします。
SFTP の設定方法
ご注意)
SFTP の認証では、鍵認証方式は利用できません。必ずコントロールパネルで設定した FTP アカウントとパスワードを入力してください。
また、SFTP 接続用のポート番号は、コントロールパネル 【Home】 > 【バージョン・ポート番号】 > 【ポート番号】 > 「SFTP」 にてご確認ください。
- 【新しいサイト】をクリックし、必要事項を入力して 【保存】 をクリックします。
入力項目
① 転送プロトコル:FTP を選択してください。
② ホスト名:接続する FTP サーバーのウェブサーバー名を入力してください。
③ ポート番号:コントロールパネルの【Home】>【バージョン・ポート番号】>【ポート番号】>「SFTP」でご確認ください。
④ ユーザー名:コントロールパネルで設定した FTP アカウント名を入力してください。
⑤ パスワード:コントロールパネルで設定した FTP アカウントのパスワードを入力してください。 - 保存したセッションを選択し 【ログイン】 をクリックします。
- 「不明なサーバーへの接続を続行し……」のようなメッセージが出た場合は 【はい】 をクリックします。
- パスワードを入力し 【OK】 をクリックします。
2-4-3. Transmit の設定方法
Transmit(Mac 用 FTP クライアント)をご利用いただく場合の設定例です。バージョン等により設定が異なる場合がございますのでご注意ください。
通常(FTP)の設定方法
- Transmit を起動し、 【Let’s GO!】 をクリックします。
- 必要項目を入力し、 【接続】 をクリックします。
入力項目
① サーバ:接続するウェブサーバーのウェブサーバー名を入力してください。
② ユーザ名:コントロールパネルで設定した FTP アカウント名を入力してください。
③ パスワード:コントロールパネルで設定した FTP アカウントのパスワードを入力してください。
④ 設定の種類:FTP を選択してください。 - 【常に許可】 をクリックします。
- サーバー内のファイルが表示されれば設定完了です。
FTP over SSL の設定方法
【FTP】 > 【FTP with TLS/SSL】 を選択し、 【接続】 をクリックします。
SFTP の設定方法
ご注意)
SFTP の認証では鍵認証方式は利用できません。コントロールパネルで設定した FTP アカウントとパスワードをご利用ください。
また、SFTP 利用時のポート番号は、 コントロールパネル【Home】>【バージョン・ポート番号】>【ポート番号】>「SFTP」 でご確認ください。
【SFTP】 を選択し、ポート番号を変更して 【接続】 をクリックします。
※ポート番号には、コントロールパネルでご案内している数値を入力してください。
2-4-4. NextFTP の設定方法
NextFTP をご利用いただく場合の設定例です。バージョン等により設定が異なる場合があります。
通常(FTP)の設定方法
- ウィンドウの分割方法を選択します。例えば 【上下に分割(ホストが上)】 を選択します。
- 【個人用】を選択し 【新規ホスト】 をクリックします。
- 基本的な設定 タブ内で必要情報を入力し、 【OK】 をクリックします。
入力項目
① ホストの設定名:任意の名称で構いません。
② ホスト名(アドレス):ご契約サーバーのウェブサーバー名を入力します。
③ ユーザー名:FTP アカウント名を入力してください。
④ パスワード/パスフレーズ:コントロールパネルで設定した FTP アカウントのパスワードを入力してください。 - 接続が完了すると、個人用ディレクトリ配下に設定したホストが追加されます。
FTP over SSL の設定方法
- 対象のホストを選択し 【編集】 をクリックします。
- 【高度な設定】 タブをクリックし、 ファイアーウォールの 【PASV モード】 にチェックを入れ、 SSL 暗号化の 【Explicit(TLS)】 を選択し、【OK】 をクリックしてください。
2-4-5. FileZilla の設定方法(Mac)
Mac 版 FileZilla を利用する場合の設定例です。バージョン等により設定が異なる可能性がございます。
Windows 版 FileZilla の設定方法は こちら をご参照ください。
通常(FTP)の設定方法
- FileZilla を起動し、左上のボタンをクリックして 【サイトマネージャー】 を開きます。
- サイトマネージャーの画面で 【新しいサイト】 をクリックします。
- 【名前の変更】 をクリックすることでサイト名を変更可能です。
- サイトマネージャーの 【一般】 タブで以下の情報を設定します。
入力項目
① プロトコル:FTP – ファイル転送プロトコル
② ホスト:接続するウェブサーバーのウェブサーバー名。
③ ポート:空欄
④ 暗号化:平文の FTP のみを使用する
⑤ ログオンタイプ:通常
⑥ ユーザー:コントロールパネルで設定した FTP アカウント名。
⑦ パスワード:コントロールパネルで設定した FTP アカウントのパスワード。 - 上記を入力後、【接続】 をクリックしてください。
- 接続が成功すると、サーバーへのファイルアップロード / 属性変更 / ダウンロードなどが行えます。
FTP over SSL の設定方法
- サイトマネージャーの 【一般】 タブで以下の設定を行います。
入力項目
① プロトコル:FTP – ファイル転送プロトコル
② ホスト:ウェブサーバーのウェブサーバー名。
③ ポート:空欄
④ 暗号化:明示的な FTP over TLS が必要
⑤ ログオンタイプ:通常
⑥ ユーザー:コントロールパネルで設定した FTP アカウント名。
⑦ パスワード:コントロールパネルで設定した FTP アカウントのパスワード。 - 【接続】 をクリックし、証明書に関するダイアログが表示されたら 【OK】 をクリックします。
SFTP の設定方法
ご注意)
SFTP では鍵認証方式をご利用いただけません。コントロールパネルで設定した FTP アカウントとパスワードをご利用ください。
また、SFTP 用ポート番号は 【Home】 > 【バージョン・ポート番号】 >【ポート番号】 > 「SFTP」 にてご確認ください。
- サイトマネージャーの 【一般】 タブで SFTP 接続設定を行います。
入力項目
① プロトコル:SFTP – SSH File Transfer Protocol
② ホスト ウェブサーバーのウェブサーバー名。
③ ポート:コントロールパネル【Home】 > 【バージョン・ポート番号】 > 【ポート番号】 >「SFTP」でご確認ください。
④ ログオンタイプ:通常
⑤ ユーザー:コントロールパネルで設定した FTP アカウント名。
⑥ パスワード:コントロールパネルで設定した FTP アカウントのパスワード。 - 【接続】 をクリックし、表示されたダイアログで 【OK】 をクリックします。
2-4-6. FileZilla の設定方法(Windows)
Windows 版 FileZilla を利用する場合の設定例です。バージョン違い等により設定が異なる場合があります。
Mac 版 FileZilla の設定方法は こちら をご参照ください。
通常(FTP)の設定方法
- FileZilla を起動し、 【ファイル】 > 【サイトマネージャ】 と進みます。
- サイトマネージャの画面で 【新しいサイト】 をクリックします。
- 【名前の変更】 をクリックしてサイト名を変更できます。
- サイトマネージャ の 【一般】 タブで FTP アカウントの情報を設定します。
入力項目
① ホスト:ウェブサーバーのウェブサーバー名。
② ポート:空欄
③ プロトコル:FTP – ファイル転送プロトコル
④ 暗号化:平文の FTP のみを使用する
⑤ ログオンの種類:通常
⑥ ユーザ:コントロールパネルで設定した FTP アカウント名。
⑦ パスワード:コントロールパネルで設定した FTP アカウントのパスワード。 - 上記を入力後、 【接続】 をクリックしてください。
接続が成功すると、サーバーへのファイルアップロード・ファイル属性変更・ダウンロード等が行えます。
FTP over SSL の設定方法
サイトマネージャの画面で下記の通り設定してください。
① ホスト:ウェブサーバーのウェブサーバー名
② ポート:空欄
③ プロトコル:FTP – ファイル転送プロトコル
④ 暗号化:明示的な FTP over TLS が必要
⑤ ログオンの種類:通常
⑥ ユーザ:FTP アカウント名
⑦ パスワード:FTP アカウントのパスワード
以上を入力後、 【接続】 をクリックしてください。
※ 証明書に関するダイアログが出た場合は 【OK】 をクリックします。
SFTP の設定方法
ご注意)
SFTP の認証では鍵認証方式は利用できません。コントロールパネルで設定した FTP アカウント名とパスワードをご利用ください。
SFTP 接続用のポート番号は コントロールパネル【Home】 > 【バージョン・ポート番号】 >【ポート番号】 >「SFTP」 でご確認いただけます。
サイトマネージャの画面で下記を設定してください。
① ホスト:ウェブサーバーのウェブサーバー名
② ポート:コントロールパネルの【Home】>【バージョン・ポート番号】>【ポート番号】>「SFTP」でご確認ください。
③ プロトコル:SFTP – SSH File Transfer Protocol
④ ログオンの種類:通常
⑤ ユーザ:FTP アカウント名
⑥ パスワード:FTP アカウントのパスワード
【接続】 をクリックし、ダイアログが表示された場合は 【OK】 を選択してください。
2-5. セキュアファイルマネージャー
セキュアファイルマネージャーは、ブラウザを使ってファイルのアップロードやディレクトリの作成、削除などを行えるファイル管理ツールです。セキュアファイルマネージャーを利用すると、ファイルのアップロードおよびダウンロード経路を SSL によって暗号化できます。
- セキュアファイルマネージャーを利用するには、あらかじめ FTP アカウントの設定を行っておく必要があります。
- 当社指定の DNS サーバーをご利用中の場合、セキュアファイルマネージャーをご利用いただけます。
- サーバー移転作業中(サーバーの並行稼働および DNS の設定変更前)はご利用いただけません。移転完了後にご利用ください。
- FTP 接続制限を設定されている場合、セキュアファイルマネージャーはご利用いただけません。
ご利用前に必ずご確認ください(ファイルの損失、破損について)
当サービスを使用したことで生じた「ファイルの紛失」「ファイルの破損」等につきましては、損害に対する保証は致しかねます。
あらかじめご了承ください。
2-5-1. ログイン方法
セキュアファイルマネージャーのログイン方法をご案内します。
- FTP アカウントを作成します。
事前に 「FTP アカウントの作成方法」 をご参照のうえ、FTP アカウントを作成してください。 - コントロールパネルの左サイドメニューから 「Web」 > 「ファイル管理」 に進み、セキュアファイルマネージャーのアイコンをクリックします。
または https://securefilemanager.jp/ へ直接アクセスいただくことも可能です。 - ドメイン名および FTP アカウント情報を入力し 「ログイン」 ボタンをクリックします。
- セキュアファイルマネージャーの画面が表示されればログイン成功です。
2-5-2. 基本操作
セキュアファイルマネージャー画面の基本的な操作方法をご案内します。
- ① 現在のディレクトリの場所を表示します。「ホーム」マークをクリックすると FTP アカウント設定時に指定したログインディレクトリへ移動します。
- ② ディレクトリのアイコンをクリックすると、そのディレクトリ内へ移動できます。
- ③ ファイルのアイコンをクリックすると、ファイルの内容を表示します。
- ④ 一画面に表示する件数を選択できます。
- ⑤ ファイルやディレクトリの表示形式を変更できます。
2-5-3. ファイルのアップロード/ダウンロード方法
セキュアファイルマネージャーでのファイルのアップロードおよびダウンロード方法をご案内します。
ファイルのアップロード方法
- アップロード先のフォルダに移動し、 「アップロード」 ボタンをクリックします。
- アップロードするファイルを選択し 「アップロード」 ボタンをクリックします。
一度に 100 個のファイル、総容量 2GB まで同時にアップロード可能です。 - アップロード完了後、ファイルにチェックマークが表示されたら右上の 「×」 をクリックします。
- ファイルが正常にアップロードされていることを確認します。
ファイルのダウンロード方法
- ダウンロードしたいファイルの右側にあるダウンロードアイコンをクリックします。
- 一度に複数のファイルをダウンロードすることはできません。1ファイルずつ実行してください。
2-5-4. ファイル/フォルダの作成、削除方法
セキュアファイルマネージャー上でのファイル/フォルダの新規作成および削除方法について説明します。
ファイル/フォルダの作成方法
- 作成先となるフォルダに移動し、 「新規作成」 ボタンをクリックします。
- 「ファイル」ラジオボタンを選択し、作成するファイル名を入力後、 「作成」 ボタンをクリックします。
- 作成したファイルが一覧に表示されていることを確認します。
ファイル/フォルダの削除方法
一度に削除できるファイル数やフォルダ削除時の制限にご注意ください。
フォルダを削除する場合、配下のサブフォルダやファイルが存在しない状態(空フォルダ)でなければ削除できません。
一つのファイルを削除する場合
- 削除したいファイルの右側にある ごみ箱アイコン をクリックします。
- 確認ダイアログが表示されるので 「削除」 をクリックします。
複数のファイルを一度に削除する場合
- 削除したいファイルのチェックボックスを選択し、 「選択したファイルを削除」 ボタンをクリックします。
- 確認ダイアログが表示されるので 「削除」 をクリックします。
2-5-5. ファイル/フォルダの名前、属性の変更方法
セキュアファイルマネージャーでのファイル/フォルダの名前や属性の変更手順について説明します。
ファイル/フォルダの名前の変更方法
- 名前を変更したいファイルの右側にある 「名前変更」 アイコンをクリックします。
- 新しいファイル名を入力し、 「変更」 ボタンをクリックします。
- ファイル名が変更されていることを確認します。
ファイル/フォルダの属性の変更方法
- 属性(数字)が表示されている箇所をクリックします。
- 変更後の属性(数字)を入力します。
- 属性が変更されていることを確認します。
2-5-6. ファイルの内容の編集方法
セキュアファイルマネージャーでファイル内容を編集する手順について説明します。
- 変更したいファイルの右側にある 「編集」 アイコンをクリックします。
- エディタ画面でファイルの内容や文字コードを変更し、 「変更」 ボタンをクリックします。
2-5-7. ファイル名・フォルダ名の検索方法
セキュアファイルマネージャーでファイル名やフォルダ名を検索する方法をご説明します。
- 検索対象とするフォルダに移動し、検索窓にファイル名またはフォルダ名を入力します。
- 部分一致で該当するファイルやフォルダを一覧表示します。
※アクセスしているフォルダ以外(配下含む)は検索対象外となりますのでご注意ください。
2-6. FTP 接続制限
ウェブサーバーへの FTP 接続を、IP アドレス単位で許可 / 不許可を制御する機能です。
「接続を許可する IP アドレス」を登録すると、登録外の IP からの FTP 接続は一切許可されません。
- 本機能は公開サイト・テストサイトの両領域に共通して適用されます。
- FTP アカウント単位の設定はできません。登録した IP アドレスはすべてのアカウントに影響します。
- FTP 接続制限は SFTP にも反映されます。
FTP 接続制限の設定
- コントロールパネルにて 【Web】 > 【公開サイト】 > 【FTP 接続制限の設定】 をクリックします。
(初期状態では一覧が空欄です) - 【接続許可 IP の追加】 をクリックします。
- 接続を許可する IP アドレスを入力します。
右側の 【+】 をクリックすると入力欄を追加でき、複数の IP を登録できます。
※ホスト名での設定はできません。セグメント表記(例:192.168.0.1/24)も可。 - 入力が完了したら 【確認する】 をクリックします。
- 確認画面で 【OK】 をクリックすると設定が完了し、一覧に反映されます。
FTP 接続制限の一括追加
- コントロールパネルにて 【Web】 > 【公開サイト】 > 【FTP 接続制限の設定】 をクリックします。
- 【接続許可 IP の一括追加】 をクリックします。
- 【CSV 一括追加サンプルファイル】 をクリックし、サンプルファイル(ftp-limit-ip-sample.csv)をダウンロードします。
- ダウンロードした CSV の内容を修正し、上書き保存します。
1 行目の「ip_address」は削除しないでください。 - 【選択】 をクリックして修正したファイルを指定し、 【一括追加】 をクリックします。
- 追加完了すると、完了メッセージが表示されます。
■登録する IP アドレス数が多い場合、完了までに時間を要すことがあります。
■CSV ファイルに以下のような問題が含まれていると読込時にエラーとなります。
・入力形式が正しくない
・項目名の記述がない
※エラーについては要因がメッセージボードに表示される場合があります。
■エラーになった場合、その CSV ファイルからの IP アドレス登録は行われません。
■CSV ファイルのファイル名は特に制限などはありません。全角文字もご利用いただけます。
FTP 接続制限の解除
- コントロールパネルにて 【Web】 > 【公開サイト】 > 【FTP 接続制限の設定】 をクリックします。
- 解除したい IP アドレスの 【×】(削除) をクリックします。
複数削除する場合は、チェックボックスを選択してから 【削除】 をクリック。 - 確認画面で 【OK】 をクリックします。
- 削除完了後、一覧から対象の IP アドレスが消去されます。
2-7. SFTP
SFTP は、SSH を用いてファイル転送を行うプロトコルです。
ウェブサーバーとお客さま環境間でファイルを安全にやり取りできます。(通信内容が暗号化されます)
SFTP で接続する際は、 FTP アカウントおよびパスワード を使用し、コントロールパネルの 【Home】 > 【バージョン・ポート番号】 >「SFTP」 で案内されるポート番号を設定してください。
※ SSH アカウントとは異なるためご注意ください。
ウェブサーバー名 | SFTP 接続先ホスト名 | 接続ポート番号 |
---|---|---|
hbv****.secure.ne.jp | ウェブサーバー名 | コントロールパネル【Home】 > 【バージョン・ポート番号】 > 「SFTP」を確認 |
具体的な設定例は、 「2-4. FTP ソフトのご利用方法」 をご参照ください。SFTP 接続設定の解説(WinSCP・FileZilla 等)もそちらに含まれています。
2-8. Get a File
Get a File は、大容量ファイルをメールのような操作感で送信できる機能です。送信履歴(メール本文やファイル)が保存されるため、以前の送信先へ同じファイルを再送することも可能です。
- Get a File は各種ブラウザの最新版にてご利用ください。
- 「Get a File」をご利用いただく場合、以下の条件を満たす必要があります。
– ウェブサーバー:SslBizサーバーを利用している
– メールサーバー:SslBizサーバーを利用している
– DNS レコードにて 「www なしのドメイン名 → SslBizのウェブサーバー」 「pop.ドメイン名 → SslBizのメールサーバー」 と設定されていること
ログイン
- コントロールパネルで使用するメールアドレスを設定します。
(すでに設定済みのメールアドレスで利用する場合は不要です。) - ブラウザで Get a File ログイン画面 にアクセスします。
- 「メールアドレス」「パスワード」を入力し 【ログイン】 ボタンをクリックします。
2-8-1. ファイル送信
Get a File での大容量ファイル送信手順をご案内します。
ファイルのアップロード
- Get a File にログインすると、左側メニューの 【アップロード】 が表示されます。
- 「宛先メールアドレス」欄にファイルを送信する相手のメールアドレスを入力します。
(複数宛先を登録する場合、同欄へ半角スペース区切りや改行などで最大 10 件まで入力可能) - 「件名」と「本文」を入力します。
- 「送信ファイル」にて 【ファイル参照】 ボタンをクリックし、アップロードが完了したら 【確認】 をクリックします。
※一度に送信できる容量は合計 1GB までです。
※ファイル名の重複や半角カタカナを含む場合はご注意ください(文字化けの可能性があります)。 - アップロード内容確認画面が表示されるので内容を確認し、 【送信】 をクリックします。
- アップロード完了画面が表示されます。
ファイルのダウンロード
- アップロード完了後、「宛先メールアドレス」に指定したアドレス宛へ 2 通のメールが送信されます。
件名はそれぞれ 「○○○○【URL】」「○○○○【パスワード】」 の形式です。 - 「○○○○【URL】」メールに記載されたリンクへアクセスすると、ダウンロード画面が表示されます。
- ダウンロード画面が表示されたら、「○○○○【パスワード】」メールに記載のパスワードを入力し、 【ログイン】 をクリックします。
- ダウンロードボタンをクリックし、ファイルを PC へ保存します。
ご注意事項
・「Get a File」で送信したファイルと送信履歴は30日間サーバーに保管され、その後自動削除されます。
・ダウンロード用 URL へ 10 回ログインすると、それ以上はアクセスできなくなります。再度ファイルを送信してください。
・メールアカウントを削除すると、送信ファイルおよび履歴も削除されます。
・送信者が後からファイルを削除すると、受信者がダウンロード画面を開いてもエラーとなりますのでご注意ください。
2-8-2. 連絡先一覧
Get a File では、一度入力した宛先メールアドレスを「連絡先」として登録できます。登録した連絡先一覧を参照して簡単に再送が可能です。
メールアドレスの登録
- Get a File にログイン後、左部メニューの 【連絡先一覧】をクリックします。
- 連絡先一覧の画面が表示されたら 【連絡先新規登録】ボタンをクリックします。
- 「名前」「メールアドレス」「コメント」を入力して 【保存】ボタンをクリックします。
- 登録が完了すると、登録完了メッセージが表示されます。
登録情報の削除
- Get a File にログイン後、左部メニューの 【連絡先一覧】をクリックします。
- 削除したいデータの左端にあるチェックボックスにチェックを入れ、 【削除】ボタンをクリックします。
- 確認画面が表示されたら 【OK】ボタンをクリックします。
登録情報の変更
- Get a File にログイン後、左部メニューの 【連絡先一覧】をクリックします。
- 編集したいデータの右端にある 【詳細】ボタンをクリックします。
- 詳細画面が表示されたら内容を修正し、 【保存】ボタンをクリックします。
- 変更完了のメッセージが表示されたら、画面右上の 「×」 アイコンなどで画面を閉じて完了です。
連絡先一覧からのファイル送信
- 連絡先一覧で、送信先とするメールアドレスの左端チェックボックスにチェックを入れ、 【選択した連絡先にファイルを送る】 をクリックします。
- 自動的に画面が 【アップロード】画面へ移行し、 「ファイルのアップロード」の手順に沿ってファイルを送信できます。
2-8-3. 送信済みファイル
過去に送信したファイルの履歴を確認できます。30日間保管される送信済みファイルをここで管理し、必要に応じて削除・再送が可能です。
履歴の閲覧
- Get a File にログイン後、左部メニューの 【送信履歴】をクリックします。
- 送信履歴一覧が表示されたら、右端の 【詳細】ボタンをクリックします。
- 詳細画面が表示され、過去に送信したメール本文やファイル名等を確認できます。
履歴の削除
「Get a File」で送信したファイルと送信履歴は 30 日間サーバーに保管され、30 日を経過すると自動で削除されます。30 日間経過を待たずに削除したい場合は、以下の手順で削除可能です。
- Get a File にログイン後、左部メニューの 【送信履歴】をクリックします。
- 削除したいデータの左端にあるチェックボックスにチェックを入れ、 【削除】ボタンをクリックします。
2-8-4. 差出人名設定
差出人名設定では、ファイル送信時の「差出人名」を指定することができます。ここで設定した差出人名は、アップロード画面の差出人欄に自動的に入力されます。