6. メール
6-1. メールアカウント(管理者用)
こちらでは「メールアカウント(管理者用)」画面から行える機能についてご案内します。メールアカウントの作成・削除やパスワードの変更、転送・自動応答の設定など、メール運用の管理が可能です。
- メールアカウントの作成/削除
- パスワード変更
- 設定容量の変更
- 転送設定・変更・削除
- 自動応答設定・変更・削除
- スパムメール件名表示の ON/OFF
- スパムメール自動振分の ON/OFF
- メール受信の ON/OFF
- メールデータの削除
※受信トレイで 180 日を経過したメールは自動的にアーカイブされます(メールソフト由来の場合もあります)。 また、ごみ箱内のメールは 31 日経過で自動削除され復旧できませんので、ご注意ください。
6-1-1. メールアカウントの作成/削除
メールアカウントの作成
- コントロールパネルにて 【Mail】 > 【メールアカウント(管理者用)】 をクリックします。
- 【メールアカウント作成】 をクリックします。
- 「アカウント名」「パスワード」「設定容量」「コメント」を入力し、 【追加する】 をクリックします。コメントは任意で、空欄でも問題ありません。
- 作成が完了するとメッセージが表示されます。
以降、メールソフトやウェブメールでこのアドレスを利用できます。
■メールアカウント名およびパスワードは、以下の要件を満たしている必要があります。
◆メールアカウント名として可能な文字列
・半角 2 文字以上~ 32 文字以内
・半角の英数字と一部の記号が利用可能
アルファベット(大文字・小文字問わない)
数字
一部の半角記号:「-(ハイフン)」「_(アンダーバー)」「.(ドット)」
※ただし、先頭および末尾に記号は利用できません。
◆パスワードとして可能な文字列(以下の条件をすべて満たしてください。)
・半角 12 文字以上
・以下の各文字を 1 文字以上含んでいる
半角アルファベット(小文字)
半角アルファベット(大文字)
半角数字
半角記号( # ( ) + - . [ ] { } ! < > _ : * $ @ % ^ & , ~
のいずれか)
※アカウント名、ドメイン名と同一の文字列は登録できません。
※数字 6 桁以上の連続入力はできません。
■アカウント名「postmaster」はあらかじめサーバーに登録されているシステムアカウントです。
通常のメールアドレスとしてご利用できますが、削除することはできません。
メールアカウントの削除
アカウントを削除すると、サーバー内の該当アカウントに関するメールデータや設定がすべて削除されます。復旧はできないため操作に十分ご注意ください。削除に時間がかかる場合もあります。
- コントロールパネルにて 【Mail】 > 【メールアカウント(管理者用)】 をクリックし、削除したいアカウントの 【×(削除)】 をクリックします。
- 確認画面が表示されるので 【削除する】 をクリックします。
- 削除完了メッセージが表示されます。
複数アカウントを同時に削除したい場合はチェックボックスにチェックを入れ、 【削除】 をクリックします。
メールデータの削除
アカウントは残したまま受信箱を空にする機能です。メールデータのみを削除 するため、設定情報や転送設定などは残ります。
- コントロールパネルにて 【Mail】 > 【メールアカウント(管理者用)】 をクリックし、対象アカウントの 【設定】 をクリックします。
- 「メールデータの削除」欄の 【削除】 をクリックします。
- 確認画面が表示されるので 【OK】 をクリックします。
データ削除中に受信されたメールは正常に受信できない恐れがあります。削除処理完了後に改めて運用を再開してください。
6-1-2. アカウント詳細設定の変更
既存のメールアカウントについて、パスワードや設定容量、コメントを変更する手順です。
※パスワードを変更した場合、メールソフト側にも新パスワードを反映する必要があります。
- コントロールパネルにて 【Mail】 > 【メールアカウント(管理者用)】 をクリックし、対象アカウントの 【設定】 をクリックします。
- 【アカウント詳細設定変更】 を選択します。
- 変更したい項目(パスワード、設定容量、コメントなど)を入力し、 【変更する】 をクリックします。未変更の項目は空欄のままで問題ありません。
パスワードの強制変更があった場合
第三者による不正利用の疑いがあるメールアドレスが検出された場合、被害拡大を避けるためにパスワードを強制変更することがあります。 この場合、該当アドレスのパスワードの再設定、ならびにお客さまのメールソフト側への反映についてご対応いただく必要があります。
- コントロールパネルにて 【Mail】 > 【メールアカウント(管理者用)】 をクリックします。
ステータス欄に「強制変更済」のアイコンが表示されます。 - メッセージボードの案内に従い、対象のメールアカウントをクリックします。
- 新しいパスワードを 2 回入力し、 【変更する】 をクリックします。
以前のパスワードと類似した文字列や推測されやすい文字列の使用は避けてください。
6-1-3. アカウントの一括登録、設定の一括変更
CSV ファイルを用いて、メールアカウントをまとめて作成したり、 既存アカウントのパスワードや設定容量を一括変更する機能です。
一括登録
- コントロールパネルにて 【Mail】 > 【メールアカウント(管理者用)】 をクリックします。
- 【一括登録・編集】 をクリックし、 【CSV 新規登録サンプルファイル】 をダウンロードします。
- ダウンロードした
mail-accounts-sample.csv
をエディタで開き、必要項目を追記・修正し、上書き保存します。
項目名(1行目)は消さずに残してください。 - 【選択】 で修正したファイルを指定し、 【一括登録】 をクリックします。
- 処理完了後、メッセージが表示されます。
大量のアカウント登録時には完了まで時間がかかる場合があります。
すでに登録済みのアカウントが含まれていたり、形式に誤りがある場合はエラーとなり一切登録されません。
CSV ファイル名に制限はありませんが、パスワード要件などにもご注意ください。
パスワード/容量設定の一括変更
- コントロールパネルにて 【Mail】 > 【メールアカウント(管理者用)】 > 【一括登録・編集】 をクリックします。
- 【一括編集】 を選択し、 【CSV 一括編集サンプルファイル】 をダウンロードします。
(ファイル名:mail-password-sample.csv
) - ダウンロードした CSV に対し、
mail_account
,password
,mail_capacity
の各列を記入し、上書き保存します。この際、1行目の項目名(mail_account、password、mail_capacity)は削除しないでください。 - 【選択】 で修正ファイルを指定後、 【一括編集】 をクリックします。
- メッセージが表示され、完了です。
未存在のアカウントは無視され、特にエラーは出ません。
形式エラーやパスワード要件不備があると全体がエラーとなり、変更は行われませんのでご注意ください。
アカウント情報の一括出力
コントロールパネルから登録済みアカウントの一覧や各機能の設定状況を CSV 出力できます。 ただし、パスワード はセキュリティ上出力されません。
出力項目例:
- mail_account:メールアカウント名
- mail_password:メールアカウントのパスワード(出力されません)
- comment:コメント
- amount_of_mail_box:利用容量
- spam:スパム件名表示(0:無効、1:有効)
- forward:転送設定(0:無効、1:有効)
- auto:自動応答(0:無効、1:有効)
- pop:メール受信設定(0:無効、1:有効)
- mail_capacity:メールアカウントの設定容量
6-1-4. 転送設定
対象メールアドレスに届いたメールを、別のアドレスへ自動転送する機能です。 条件に応じた振り分け(From・Subjectなど)も可能です。
転送設定の手順
- コントロールパネルにて 【Mail】 > 【メールアカウント(管理者用)】 をクリックし、転送を設定したいアカウントの 【設定】 をクリックします。
- 「転送設定・一覧」の 【設定】 をクリックし、 【転送設定】 を選択します。
- 振り分け条件(すべて / From / Subject)と転送先メールアドレスを入力し、 【設定する】 をクリックします。
複数の転送先がある場合は転送先欄右側の 【+】 ボタンで入力欄を追加してください。 - 登録完了後、メッセージが表示されます。複数アドレスの場合、表示順はアルファベット順です。
振り分け条件の注意
- すべて:すべてのメールを転送。複数アドレスを指定しても、 それぞれ独立した設定登録として扱われます。
- From / Subject:入力したキーワードに該当する場合のみ転送。
複数アドレスを同時登録した場合は1つの設定にまとめられ、 アドレスを追加・削除する際は再登録が必要となります。 - Subject キーワードに記号やスペースを含めると正常動作しない場合があります。
- 転送先が 300 アドレスを超えると設定できません。条件ごとの合計ですのでご注意ください。
メールボックスを残さない(受信しない)場合
転送のみを行い、メールボックスに受信データを残さない設定です。
- メールアカウントの【設定】画面で、 「メール受信」の 【ON/OFF】 を「OFF」に切り替えます。
- 以降、そのアカウントにはメールデータが蓄積されなくなります(送信・転送専用アドレスなど)。
Subject や From 条件で転送を設定する場合や転送を解除する場合は、 メール受信を「ON」にする必要がある場面があるためご注意ください。
転送設定の削除
- コントロールパネルにて 【Mail】 > 【メールアカウント(管理者用)】 をクリックし、対象アカウントの 【設定】 を選択します。
- 「転送設定・一覧」の 【設定】 をクリックします。
- 削除したい転送先の 【×(削除)】 をクリックします。
- 確認画面が出たら 【OK】 をクリックし、完了メッセージが表示されます。
6-1-5. 自動応答設定
対象メールアドレス宛に届いたメールに対して、あらかじめ用意した定型文を自動返信する機能です。 自動応答が設定されているかどうかは、設定画面の「応答文」欄にテキストがあるかどうかで確認できます。
自動応答文の入力制限
・半角のみの場合:600文字まで
・全角のみの場合:300文字まで
・使用できない文字: 「―」「~」「∥」「-」「¢」「£」「¬」
自動応答設定
- コントロールパネルにて 【Mail】 > 【メールアカウント(管理者用)】 をクリックし、設定したいメールアカウントの 【設定】 を選択します。
- 「自動応答設定」の 【設定】 をクリックします。
- 返信用の応答文を入力し、 【設定する】 をクリックします。
- 登録完了後、メッセージが表示されます。
自動応答が設定されたメールアドレスにメールが届くと、送信者へ向けて設定した応答文が自動返信されます。
自動応答設定の変更
- コントロールパネルにて 【Mail】 > 【メールアカウント(管理者用)】 をクリックし、変更したいアカウントの 【設定】 を選択します。
- 「自動応答設定」の 【設定】 をクリックします。
- 応答文を修正し、 【設定する】 をクリックします。
- 変更完了後、メッセージが表示されます。
自動応答設定の削除
- コントロールパネルにて 【Mail】 > 【メールアカウント(管理者用)】 をクリックし、削除したいアカウントの 【設定】 を選択します。
- 「自動応答設定」の 【設定】 をクリックします。
- 【削除】 をクリックします。
- 完了後、メッセージが表示されます。
6-1-6. スパムメール件名表示
スパムメールチェック機能によりスパムと判定されたメールの「件名」に [SPAM]
を追記する機能です。
判定エンジン: シスコシステムズ社の定義ファイルおよびエンジンを使用し、 第三者機関が提供する情報をもとにスパムメールか否かを判定します。
※定義ファイルや判定基準は非公開となります。
設定方法
- コントロールパネルにて 【Mail】 > 【メールアカウント(管理者用)】 をクリックし、対象アカウントの 【設定】 を選択します。
- 「スパムメール件名表示」の 【ON/OFF】 ボタンをクリックします。
- 確認画面で 【OK】 をクリックすると設定が完了します。
注意事項
- スパム判定の精度は 100% ではなく、誤判定・未判定の可能性があります。
- SslBizのメールサーバーを使用している場合のみ利用可能です。
- 本機能を有効にすると、スパムと判断されたメールの件名に
[SPAM]
が追記されるだけで、削除や返信は行いません。 - 定義ファイルや基準の詳細開示・独自設定の追加などは行えません。
詳細は スパムメールチェック機能 をご覧ください。
6-1-7. スパムメール自動振分
スパムと判定されたメールを 標準Webメールや IMAP 接続の場合に 「迷惑メールフォルダ」へ振り分ける機能です。(POP 接続では振り分け先が反映されません)
設定方法
- コントロールパネルにて 【Mail】 > 【メールアカウント(管理者用)】 をクリックし、対象アカウントの 【設定】 を選択します。
- 「スパムメール自動振分」の 【ON/OFF】 ボタンをクリックします。
- 確認画面で 【OK】 をクリックすると設定が完了します。
注意事項
- 当機能は Web メール / IMAP 接続での利用が前提です。
- POP 接続の場合、振り分けられたメールはメールソフトで確認できず、必要なメールが見えない可能性がありますので、当機能は【OFF】(デフォルト設定)とすることをおすすめします。
- すべてのスパムを正確に振り分けることはできず、誤判定・未判定があり得ます。場合によっては、スパムメールと思われるメールを振り分けできない、もしくはお客様に必要なメールを振り分けしてしまう可能性があります。
- SslBiz のメールサーバーを使用している場合のみ有効です。他社サーバーではご利用になれません。
- 迷惑メールフォルダへの振り分けのみを行い、削除や返信は行いません。
- 動作基準の問い合わせや独自設定の追加には対応していません。以下のようなご質問やご要望にはお応えできません。
‐ どのような基準で振り分けされているか教えてほしい
‐ 特定のメールをスパムメール自動振分の判定にかからないようにしてほしい
‐ 独自の設定を追加してほしい
6-1-8. メール受信設定について
メールボックス(受信箱)にデータを蓄積するかどうかを設定します。 オフにすると、中継・転送専用として利用できる反面、メールの内容はサーバーに残りません。
設定手順
- コントロールパネルにて 【Mail】 > 【メールアカウント(管理者用)】 をクリックし、対象アカウントの 【設定】 を選択します。
- 「メール受信」の 【ON/OFF】 ボタンをクリックします。
- ON:一般的な受信設定(メールボックスに蓄積)
- OFF:サーバーには蓄積せず転送専用や送信専用に。
- 確認画面で 【OK】 をクリックします。
- 完了後、メッセージが表示されます。
すでにサーバーに残っているメールデータは、受信設定をオフにしても削除されず残ります。
ただし、オフにした時点以降の新着メールは蓄積されませんのでご注意ください。
6-1-9. メールアカウント規制の確認と対処方法
もし第三者による不正アクセスや大量送信などが検知された場合、該当メールアカウントに対して 規制 をかけることがあります。
規制状態では送受信不可になるなどの影響があり、対策が必要です。
規制状態の確認方法
- コントロールパネルにて 【Mail】 > 【メールアカウント(管理者用)】 をクリックし、確認したいアカウントの 【設定】 を選択します。
- 「状態」欄を確認します。
規制がかかっている場合、赤文字でステータスが表示されます。
同様の「状態」欄は 「メールアカウント(ユーザー用)」 画面からも確認できます。
各ステータスの要因と対処方法
ステータス | 要因 | 規制内容 | 対処方法 |
---|---|---|---|
正常 | 特に問題なし | – | – |
不正利用検知 | 不正利用の疑いを検知 | メール送信不可 | メールアカウントのパスワード変更が必要です。 変更方法は メールアカウントのパスワード変更 を参照してください。 |
アカウントロック | 認証失敗が連続し、不正アクセスが疑われる | 一定時間認証不可 | 認証要求を停止し、しばらく経ってから再度お試しください。 |
メール送信ロック | 大量メール送信によるスパム懸念・高負荷対策 | メール送信不可 | 一日以上経過すれば自動解除される見込みです。 時間を置いてから再度お試しください。 |
容量オーバー | 設定容量を超過 | メール受信不可 | 容量を増やす・不要メールを削除する等で容量確保してください。 |
具体的なロックや規制がかかる基準については非公開です。 不明点はサポート窓口へお問い合わせください。
6-2. メールアカウント(ユーザー用)
「メールアカウント(ユーザー用)」は、各ユーザーが自分のメールアカウント設定を管理するための画面です。パスワード変更や転送・自動応答の設定などをユーザー自身で行えます。
設定機能の違い(サーバー管理者 vs. 一般ユーザー)
機能 | サーバー管理者 | 一般ユーザー |
---|---|---|
メールアカウントの作成・削除 | 〇(全アカウント) | × |
パスワード変更 | 〇(全アカウント) | 〇(自分のアカウントのみ) |
設定容量変更 | 〇(全アカウント) | × |
コメント変更 | 〇(全アカウント) | × |
スパムメール件名表示 ON/OFF | 〇(全アカウント) | 〇 |
スパムメール自動振分 ON/OFF | 〇(全アカウント) | 〇 |
転送設定・変更・削除 | 〇(全アカウント) | 〇 |
自動応答設定・変更・削除 | 〇(全アカウント) | 〇 |
メール受信 ON/OFF | 〇(全アカウント) | 〇 |
メールデータコピー | × | 〇 |
メールデータの削除 | 〇(全アカウント) | 〇 |
※受信トレイに保存されて 180 日を経過したメールはアーカイブされます。
※ごみ箱にあるメールは 31 日経過すると自動削除され復旧できません。
6-2-1. ログイン方法
「メールアカウント(ユーザー用)」にログインする手順です。ユーザー自身のメールアドレスとパスワードを入力し、ブラウザから各種設定を行います。
ログイン手順
- コントロールパネルのログイン画面 https://cp.secure.ne.jp/mail/login にアクセスします。
(【Mail】 > 【メールアカウント(ユーザー用)】 をクリックしても同じ URL へ遷移します。) - ログイン ID に 対象メールアドレス(例:
mailuser@example.com
)を入力し、 パスワード にそのメールアカウントのパスワードを入力して 【ログイン】 をクリックします。
※ブラウザの戻る / 進むボタンを多用するとキャッシュの問題で表示が崩れる場合があります。 画面内のボタンやリンクを使って画面を移動してください。
6-2-2. パスワードの変更
「メールアカウント(ユーザー用)」画面でログインしたユーザーが、 自分のアカウントパスワードを変更する方法です。(設定容量やコメントの変更はユーザー用画面では行えません。必要な場合は管理者へ依頼してください。)
パスワードの変更手順
- 対象メールアドレスで 【メールアカウント(ユーザー用)】 にログインします。
- 【パスワード変更】 をクリックします。
- 新しいパスワードを 2 回入力し、 【変更する】 をクリックします。
要件: 半角 12 文字以上、大小英字・数字・記号(# ( ) + – . [ ] { } ! < > _ : * $ @ % ^ & , ~)いずれも含む
アカウント名・ドメイン名と同じ文字列は不可。数字の連続 6 桁以上も不可です。
6-2-3. スパムメール件名表示
スパムメール判定を受けたメールに [SPAM]
を付与する機能を、 一般ユーザーが自分のアカウント向けに ON/OFF 切り替える手順です。
判定エンジン: シスコシステムズ社の定義ファイルとエンジンを使用し、第三者機関提供情報を基に判定します。定義ファイルや判定基準は非公開のため、詳細はご案内できません。
設定方法(ユーザー用)
- メールアドレス(ユーザー)でコントロールパネルにログインします。
- 「スパムメール件名表示」の 【ON/OFF】 ボタンをクリックします。
- 確認画面で 【OK】 をクリックし、完了メッセージが表示されます。
注意事項
- スパム判定は 100% の精度ではなく、誤判定や未検知の可能性があります。場合によっては、内容がスパムメールと思われるメールをスパムメールと判定ができない可能性、また、お客様にとってスパムメールではないメールをスパムメールと誤判定してしまう可能性があります。そのためメールソフトで振り分けを行った際には、スパムメールの振り分け先としたフォルダは、必ず目視による確認を行ってください。
- 当社指定の DNS サーバーとメールサーバーを両方利用している場合のみ使用できます。
- 基準や独自設定の追加などは行えません。以下のようなご質問ご要望にはお応えできません。
・スパムメールチェックはどのような基準で行っているか教えてほしい
・スパムメールチェックにかからないようにしてほしい
・独自の設定を追加してほしい
さらに詳しくは スパムメールチェック機能 をご参照ください。
6-2-4. スパムメール自動振分
当機能は Web メールおよび IMAP 接続時に、スパムと判定されたメールを自動で「迷惑メールフォルダ」に振り分ける機能です。POP 接続の場合はフォルダが見えないため、誤って必要なメールが見えなくなる恐れがあります。
設定方法
- 対象メールアドレスで メールアカウント(ユーザー用) にログインします。
- 「スパムメール自動振分」 の 【ON / OFF】 スイッチをクリックします。
- 確認画面が表示されますので 【OK】 をクリックします。
- 設定完了後、メッセージが表示されます。
注意事項
- 当機能は、Web メール / IMAP 接続が前提です。
- 当機能をPOP で利用する際は、迷惑メールフォルダをメールソフトから確認できません。そのため、当機能は【OFF】(デフォルト設定)とすることをお勧めします。
- スパム判定は 100% 正確ではなく、誤判定があり得ます。場合によっては、スパムメールと思われるメールを振り分けできない、もしくはお客様に必要なメールを振り分けしてしまう可能性があります。
- 当機能は SslBiz メールサーバー利用時のみ有効です。
- 自動振分のみで、削除・返信などは一切行いません。
- 振り分け基準や独自設定の追加には対応していません。
- 仕様上、以下のようなご質問やご要望にはお応えできません。
‐ どのような基準で振り分けされているか教えてほしい
‐ 特定のメールをスパムメール自動振分の判定にかからないようにしてほしい
‐ 独自の設定を追加してほしい
スパムメールチェック機能の詳細は別途ページでご覧いただけます。
6-2-5. 転送設定
「メールアカウント(ユーザー用)」から、特定アカウント宛のメールを他のアドレスへ転送する機能をご利用いただけます。
転送設定の手順
- 対象のメールアドレスで 【メールアカウント(ユーザー用)】 にログインします。
- 「転送設定・一覧」の 【設定】 をクリックし、 【転送設定】 を選択します。
- 振り分け条件(すべて / From / Subject)と転送先メールアドレスを入力し、 【設定する】 をクリックします。
複数アドレスに転送したい場合は【+】ボタンで入力欄を追加してください。 - 登録完了後、メッセージが表示されます。
振り分け条件の挙動
- すべて: すべてのメールを転送。複数アドレスを指定すると、それぞれ独立した設定として扱われます。
- From / Subject: 入力したキーワードに該当する場合のみ転送。複数アドレスを同時登録した場合は 1 つの設定にまとめられます。
個別に追加・削除するにはいったん削除し再登録が必要です。 - 上限 300 は「転送先メールアドレス合計数」です。 同じ振り分け条件で 300 個を指定したら上限に達します。
※ Subject に記号・スペースを含むキーワードを指定すると正常に転送されない場合があります。
※ 転送先の先頭がハイフン(-)から始まるアドレスは設定できません。
※ デフォルトでは、転送後もメールボックスに原本が残る設定です。
メールボックスを残さず転送のみを行いたい場合
- 対象アカウントでログインし、「メール受信」を OFF(受信不可) に切り替えます。
- これ以降、そのメールボックスにはメールは蓄積されず転送のみ行います(送信専用、中継用など)。
From / Subject 条件の転送や転送設定を解除した場合は「ON(受信可能)」に戻すことをお忘れなく。
転送設定の削除
- 対象メールアドレスでログインし、 「転送設定・一覧」の【設定】をクリックします。
- 削除したい転送先の 【×(削除)】 をクリックします。
- 確認画面で 【OK】 をクリックし、完了メッセージが表示されます。
6-2-6. 自動応答設定
特定のメールアドレス宛に届いたメールに対し、定型文を自動返信する機能をユーザー自身で設定できます。応答文が入力されていれば設定済み、空欄なら未設定となります。
自動応答文の入力文字制限
- 半角のみの場合:600文字まで
- 全角のみの場合:300文字まで
- 使用できない文字:「―」「~」「∥」「-」「¢」「£」「¬」
自動応答設定
- 対象メールアドレスで メールアカウント(ユーザー用) にログインします。
- 「自動応答設定」の 【設定】 をクリックします。
- 返信用の応答文を入力し、 【設定する】 をクリックします。
- 完了メッセージが表示されます。
以降、当メールアドレスに届いたメールに対して、設定した応答文が自動返信されます。
自動応答設定の変更
- 対象メールアドレスでログインします。
- 「自動応答設定」の【設定】をクリックします。
- 応答文を修正し、【設定する】をクリックします。
- 完了後、メッセージが表示されます。
自動応答設定の削除
- 対象メールアドレスでログインします。
- 「自動応答設定」の【設定】をクリックします。
- 【削除】をクリックします。
- 変更完了後、メッセージが表示されます。
6-2-7. メール受信設定について
メールを受信箱に蓄積するかどうかをユーザー自身で設定します。
OFF にすると、サーバーにはデータが蓄積されず、送信専用 / 転送専用として利用できます。
設定手順
- 対象メールアドレスで メールアカウント(ユーザー用) にログインします。
- 「メール受信」 の 【ON/OFF】 をクリックします。
ON: 一般的な受信方法(サーバーに保存)
OFF: 受信はできるが保存されず、送信・転送専用などの用途に - 確認画面で 【OK】 をクリックし、完了メッセージが表示されます。
すでにサーバーに残っているメールデータは、OFF にしても削除されません。 新着メールが保存されなくなるだけです。
6-2-8. メールデータコピー
当機能は、別サーバーの IMAP 対応メールボックスに残っているメールデータを「ビジネス スタンダード」へ取り込む機能です。
これまでのメールソフト設定でサーバーにメールを残している場合、サーバー同士のコピーが行えるため、ローカル保存などの手間を省いて移行できます。
使用方法
- 対象メールアドレスで メールアカウント(ユーザー用) にログインし、 【メールデータコピー】 を選択します。
- 「コピー先」と「コピー元」の情報を入力し、完了通知先メールアドレス を指定して 【確認する】 をクリックします。
・コピー先:
メールパスワード(メールアカウントへのログイン時のパスワード)
・コピー元:
メールサーバー名(コピー元のメールサーバー名)
メールパスワード(コピー元のメールアドレスのパスワード)
・通知先メールアドレス:
コピー実行時に結果を送信するメールアドレス - 確認画面が表示されるので、 【実行する】 をクリックします。
- コピー処理が開始されるとメッセージが表示されます。
- コピー完了、もしくはエラー発生時、上記2で指定した通知先メールアドレスにメールが送信されます。
正常完了の場合は 「【重要】メールデータコピーが完了いたしました。」 という件名のメールが届きます。
注意事項
- コピー先は SslBizのメールボックスのみ対応です。
- DNS 切り替えが完了した状態での使用を推奨します。
- コピー元は IMAP 接続可能なサーバーに限ります。
- コピー元サーバーにメールが残っていない場合、コピーは実行できません。
- フォルダ名や一部データが完全に移行できない場合があります。
- 1 通あたり 100MB を超えるメールはコピー対象外となります。
- 本機能は完全なコピーを保証するものではありません。適宜ご確認ください。
エラーが発生した場合
通知メール(【重要】メールデータコピーの再操作をお願いします。)に書かれているエラーの理由が以下のいずれかである場合は、メールに記載されている内容にしたがって適宜ご対応ください。
- コピー元のメールデータ容量が大きいため、メールボックスの容量が不足している可能性がある
- コピー元に 100MB を超えるメールデータが含まれている
- コピー元メールサーバーがメールデータコピーの対象外である
- メールサーバーの負荷状況などによりエラーが発生した
なお、再度コピーを実行する場合、前回コピーができなかったところから処理が再開されます。前回にコピーができているデータについては、再コピー時に処理がスキップされますので、二重でコピーされることはありません。
6-2-9. メールデータの削除
メールアカウントは残しつつ、受信箱のデータをすべて削除する機能です。(メールアカウントや設定内容には影響ありません。)
ご注意:
- 削除作業中に新着メールが届くと、正常受信できない場合があります。完了後に再受信してください。
- 削除データの復旧は不可能です。操作時は十分ご注意ください。
- メールデータが大容量の場合、処理完了に時間がかかります。
- 削除に失敗する場合はサポートまでお問い合わせください。
削除方法
- 対象のメールアドレスで メールアカウント(ユーザー用) にログインします。
- 「メールデータの削除」 の 【削除】 をクリックします。
- 確認画面が表示されるので、 【OK】 をクリックします。
これで受信箱が空になり、サーバー上のメールデータがすべて削除されます。
6-3. Web メール
SslBizが提供する Web メール機能を使えば、ブラウザ上で簡単にメールを送受信し、フォルダ管理などを行えます。
利用可能環境:
Windows Edge / Google Chrome / Firefox、Mac Safari、iOS / Android など
※すべてのバージョン・端末での動作を保証するものではありません。
送受信可能サイズ:
添付ファイルを含む全体が 100MB まで。ただし回線や相手先サーバーの制限によっては 100MB 未満となる場合もあります。
6-3-1. ログイン方法
標準 Web メールへのログイン手順です。ブラウザ上でアクセスし、任意のメールアドレスとパスワードで利用できます。
ログイン方法
- コントロールパネルにて 【Mail】 > 【ウェブメール】 > 【標準 Web メール】 をクリックし、ログイン画面にアクセスします。
直接 https://wm.secure.ne.jp/ にアクセスしても同じ画面が開きます。 - ログイン画面にて以下を入力して 【ログイン】 をクリックします。
ユーザー名:コントロールパネルで作成したメールアドレス(@含む)
パスワード:上記メールアドレスのパスワード
6-3-2. メールを閲覧する
Web メール画面上で、受信メールをクリックすると内容が表示されます。表示画面から返信や転送、削除、次のメールへの移動などが行えます。
受信画面では、差出人・件名・日付・重要度ごとに昇順 / 降順のソートが可能です。また、メールをドラッグ&ドロップで別フォルダに移動することもできます。
6-3-3. メールを返信する
- 受信メールを開いた状態で 【返信】 をクリックします。
- 「本文」にメッセージを入力し、【送信】 をクリックします。
- 送信が完了すると、受信一覧画面に戻ります。
6-3-4. 新規メールを作成する
- 【新規作成】をクリックします。
- 送信先や件名、本文などを入力し、【送信】 をクリックします。送信先欄は直接入力のほか、To や CC をクリックして連絡先を選ぶことも可能です。
- 送信が完了すると、受信一覧画面に戻ります。
6-3-5. メールを削除する
メールを削除する手順
- 削除したいメールを選択し、【削除】をクリックします。これでメールは「ごみ箱」に移動します。
- ごみ箱に移動したメールを選択し、【削除】をクリックするとサーバーから完全に削除されます。
ごみ箱に入っているメールを自動削除させたい場合は、画面右上の歯車アイコンから 「メール」 をクリックし、 「ログアウト時、自動的にごみ箱を空にする」 にチェックを入れて保存してください。
完全に削除されたメールは復元できないため、操作には十分ご注意ください。
6-3-6. 連絡先(アドレス帳)
- 画面左上の 【連絡先】 をクリックし、 【新規】 > 【連絡先を追加】 を選択します。
- 必要情報を入力して 【保存】 をクリックすると、連絡先に登録されます。
- 新規メール作成時、To の横にある「+」をクリックすると 連絡先一覧を参照して送信先を指定できます。
6-4. メールソフトの設定方法(初回設定時)
一般的なメールソフトに「SslBiz」のメールアカウントを設定する際に必要な情報や設定例をご紹介します。
必要な情報
通常は以下の 5 点をメールソフトに設定します:
- 受信サーバー:メールサーバー名
- 送信サーバー:メールサーバー名
- メールアドレス:コントロールパネルで作成したアドレス(@含む)
- パスワード:上記メールアドレスのパスワード
- ユーザー名:メールアドレスと同じ文字列
送受信の通信プロトコルとポート番号について:
プロトコル | 送受信 | ポート番号 | 暗号化 |
---|---|---|---|
POP3 | 受信 | 110 | × |
POP over SSL | 受信 | 995 | 〇 |
IMAP | 受信 | 143 | × |
IMAP over SSL | 受信 | 993 | 〇 |
SMTP | 送信 | 587 | × |
SMTP over SSL | 送信 | 465 | 〇 |
認証方式
SMTP AUTH は LOGIN / PLAIN に対応しています(CRAM-MD5 は×)。APOP、POP before SMTP はご利用いただけません。
メールサーバー名は コントロールパネルの【Home】>【サーバー情報】 で確認可能です。
POP3 / IMAP / SMTP の特徴
- POP3:受信時にメールをローカルへダウンロードし、サーバー上のメールを削除する運用が一般的。 データをローカルに保存するためサーバー容量を節約できるメリットがあります。
- IMAP:メールをサーバー上に置いたまま閲覧。 複数デバイスで同期がしやすいが、サーバーのディスク容量は消費しやすいです。
- SMTP:メール送信専用プロトコル(25 番は利用不可、587 が標準)。 暗号化の場合は 465 番での SSL/TLS。
6-4-1. Mozilla Thunderbird の設定
Mozilla Thunderbird(例:78.2.2 以降)を例に設定手順をご案内します。バージョンの違いにより画面や項目が異なる可能性がありますので、その場合はソフト提供元の情報もご確認ください。
初回の注意(TLS バージョン設定)
- Thunderbird を起動し、画面右上の三本線のアイコンから 【オプション】 をクリック
- 「一般」タブの画面を一番下までスクロールし、 「設定エディター」 をクリック
- 「about:config」画面が開かれたら、 「危険性を承知の上で使用する」 をクリック
- 画面上部の検索バーに
security.tls.version.min
を入力して検索 security.tls.version.min
の「値」をダブルクリックし、 「1」 を入力して OK- 画面右上の「×」でウィンドウを閉じる
以上の変更でより古い暗号化通信にも対応でき、メール送受信が行えます。
※Thunderbirdのバージョンによっては、設定アイコン(歯車マーク)をクリックして、「about:config」を検索して「設定エディタ」を開くことにより「security.tls.version.min
」の値を変更することも可能です。
アカウントを追加する
通常設定(POP3 / IMAP / SMTP 例)
- Thunderbird を起動し、右上のメニューアイコンから 【新規作成】 > 【新しいメールアカウントを取得】 をクリック
- 【メールアカウントを設定する】をクリック
- 名前、メールアドレス、パスワードを入力し、 【続ける】 をクリックします
- IMAP または POP3 を選択し、 【手動設定】 をクリック
- ご契約の受信 / 送信サーバー名を設定し、ユーザー名 にメールアドレスを入力して 【完了】 をクリックします。
ご契約の送受信メールサーバー名は、「サーバー環境の確認」をご参照ください。
「接続する上での危険性を理解しました」 のチェックを入れる場合あり。
受信設定例

送信設定例

暗号化設定(POP over SSL / IMAP over SSL / SMTP over SSL)
- アカウントを右クリックして 【設定】 を選択し、 【サーバ設定】 画面で以下を調整:
– 接続の種類:SSL/TLS
– ポート番号:POP3 → 995 / IMAP → 993 - 送信(SMTP)サーバを選択して 【編集】 をクリックし、接続の保護 → SSL/TLS、ポート番号465に設定します。
受信設定例

送信設定例

設定が完了すればメール送受信を利用できます。 ポート番号と認証設定を誤ると送受信できない場合があるのでご注意ください。
6-4-2. Becky! Internet Mail の設定
Becky! Internet Mail の設定手順です。バージョンの相違などにより異なる可能性がありますので、詳細は提供元の情報もご参照ください。
POP3 / IMAP / SMTP の設定例
- Becky! を起動し、メニューバーの 【ツール】 > 【メールボックス】 をクリック
- 【基本設定】 をクリックし、下記を入力:
・名前:任意
・メールアドレス:コントロールパネルで作成したアドレス
・受信プロトコル:POP3 or IMAP4
・POP / IMAP サーバー:メールサーバー名
・SMTP サーバー:メールサーバー名
・ユーザーID:メールアドレスと同じ文字列
(サーバー名確認は こちら をご参照) - 「SMTP 認証」と「LOGIN / PLAIN」にチェックを入れます。
SMTP ポート番号 は587
を入力。(25 は利用不可)
POP over SSL / SMTP over SSL の設定例
- Becky! のメニューバーで 【ツール】 > 【メールボックス】 をクリックします。
- 【基本設定】 で下記の項目を変更:
- 受信プロトコル:POP3
- POP3S:チェックを入れる(すると確認ダイアログが表示され、【はい】をクリック)
- OP25B:チェックを外す
- SMTPS:チェックを入れる(同様に【はい】)
- 【詳細】 をクリックし、以下を入力:
- SMTP:
465
- POP3:
995
- SMTP 認証:ON
- 「LOGIN」「PLAIN」:チェック
- SMTP:
IMAP over SSL / SMTP over SSL の設定例
- メニューバーで 【ツール】 > 【メールボックス】 をクリックします。
- 【基本設定】 で下記を変更:
- 受信プロトコル:IMAP4
- IMAPS:チェックを入れる(確認ダイアログに【はい】)
- OP25B:外す
- SMTPS:チェックを入れる(確認ダイアログに【はい】)
- 【詳細】 をクリックし、以下を入力:
- SMTP:
465
- IMAP4:
993
- SMTP 認証:ON
- 「LOGIN」「PLAIN」:チェック
- SMTP:
6-4-3. Gmail の設定
Gmail 上で独自ドメイン(SslBiz サーバー)のメールアドレスを送受信するための設定方法です。事前に Google アカウント(Gmail アカウント)が必要です。
前提:Google アカウントの作成
もしまだお持ちでない場合は、 Google アカウント作成 ページでアカウントをご用意ください。
Gmail にメールアカウントを追加する方法
- Gmail を開き、画面右上の歯車アイコン(設定)をクリックし、 【すべての設定を表示】 を選択します。
- 【アカウントとインポート】 タブを開き、 「他のアカウントのメールを確認」セクションの 【メールアカウントを追加する】 をクリック。
- 受信したいメールアドレスを入力して 【次へ≫】 をクリックします。
- 表示される内容を確認のうえ 【次へ≫】 をクリックします。
- 追加するメールアカウントのサーバー情報を入力し、 【アカウントを追加 ≫】 をクリックします。
- メールアカウントが追加されます。 「送信メールアドレスを追加しますか?」といった画面が表示されたら、 「いいえ」 を選択して 【完了】 をクリックすれば受信設定のみ完了です。
追加したメールアカウントで送信(From 切替)する方法
- 同じ 【アカウントとインポート】 タブで「 名前 」セクションの 【他のメールアドレスを追加】 をクリックします。
- 追加したいメールアドレスを入力し、 【次のステップ ≫】 をクリックします。
- メールサーバー名、ユーザー名(メールアドレス)、パスワードを入力し、 ポート番号 を 587 に変更して 【アカウントを追加 ≫】 をクリックします。
※ SMTP 認証が失敗する場合、 安全性の低いアプリの許可 をオンにすることで解消されることがあります。 - 確認コード(または URL)を用いた認証画面が表示されます。以下いずれかで承認してください:
– Gmail から届いたメールに記載の URL をクリック
– Gmail から届いたメールの「確認コード」をフォームに入力し、確認をクリック - 設定完了画面が表示され、「アカウントとインポート」に戻ると送信メールアドレスが追加されています。
POP over SSL / SMTP over SSL の設定例
- 【アカウントとインポート】 タブで、 「他のアカウントのメールを確認」にある該当アカウントの 【情報を編集】 をクリックします。
- 「メールアカウントを編集」画面で ポート番号を 995 にし、 「メールの取得にセキュリティで保護された接続(SSL)を使用する」 にチェックを入れ、 【変更を保存】 をクリックします。(受信の SSL)
- 続けて「名前」欄の 【情報を編集】 をクリックします。(送信設定)
- 「次のステップ ≫」を押して SMTP 情報設定画面へ進み、 ポート番号を 465、 「SSLを使用したセキュリティで保護された接続」を選択し、 【変更を保存】 をクリック。(送信の SSL)
6-4-4. iOS メール の設定(iPad、iPhone、iPod touch)
Apple の標準メールアプリ(iOS / iPadOS)で独自ドメインのメールを利用する手順例です。バージョン差異により異なる場合は Apple の公式情報をあわせてご参照ください。
アカウントを新規追加する
- ホーム画面で 【設定】 をタップします。
- 【メール/連絡先/カレンダー】 をタップし、 【アカウントを追加】 を選択します。
- 出現したメールソフト一覧で 【その他】 をタップし、 【メールアカウントを追加】 をタップします。
- 「名前」「メール」「パスワード」を入力し、 【次へ】 をタップします。
名前:送信時に表示される送信者名(任意) - 表示される画面で、IMAP / POP のいずれかを選択し、 「受信メールサーバー」「送信メールサーバー」に ホスト名 / ユーザ名 / パスワード を入力します。
(ユーザー名はメールアドレス、ホスト名はメールサーバー名) - 「メール」がオンになっていることを確認し、 【保存】 を押します。
- メールアカウント一覧に追加が表示されれば完了です。
SSLを使わない場合(非推奨)
- アカウント画面で 【SMTP】 をタップし、「SSLを使用」をオフに。
サーバーポートを 587 に変更し、 【完了】 をタップ。 - アカウント画面に戻り、 【詳細】 をクリックし、「SSLを使用」をオフ。
POP3なら110
、 IMAPなら143
を入力して 【完了】 をタップ。
6-4-5. Outlook 2013 の設定
Microsoft Outlook 2013 の設定例です。バージョンの違いや更新により手順が異なる場合は、公式ドキュメントも併せてご確認ください。
アカウント新規追加(POP3 / IMAP / SMTP)
- Outlook 2013 を起動し、メニューバーから 【ファイル】 > 【情報】 > 【アカウントの追加】 をクリック。
- 「自分で電子メールやその他のサービスを使うための設定をする(手動設定)」を選択し、 【次へ】 をクリック。
- 「POP または IMAP」を選択して 【次へ】 をクリック。
- 以下の情報を入力し、 【詳細設定】 をクリック。
名前(送信者名) / メールアドレス / アカウントの種類 / 受信メールサーバー / 送信メールサーバー / アカウント名 / パスワード - 【送信サーバー】 タブで「送信サーバー(SMTP)は認証が必要」にチェックを入れます。
その後 【OK】 をクリック。 - 【次へ】 をクリックし、送受信テストが完了すれば 【閉じる】 を押します。
- 【完了】 で設定終了。
暗号化設定(POP over SSL / IMAP over SSL / SMTP over SSL)
- 上記手順で「POPまたはIMAP」を選んだあと、 【詳細設定】 をクリックし、ポート番号や暗号化接続を設定します。
- 受信サーバー(POP3 over SSL) → ポート
995
/ このサーバーは暗号化された接続(SSL)が必要をチェック
受信サーバー(IMAP over SSL) → ポート993
/ 同様に SSL のチェック
送信サーバー(SMTP over SSL) → ポート465
/ 暗号化接続の種類 → SSL - 【次へ】 をクリックし、テストが完了すれば 【閉じる】 → 【完了】 で終了。
6-4-6. Outlook 2016 の設定
Microsoft Outlook 2016 の設定例です。バージョンにより手順が異なる場合は、Microsoft の提供するヘルプやサポート情報もあわせてご確認ください。
メールアカウントの新規追加
- Outlook 2016 を起動し、 【ファイル】 > 【アカウントの追加】 をクリックします。
- 追加するメールアドレスを入力後、「詳細オプション」にある 「自分で自分のアカウントを手動で設定」 にチェックを入れて 【接続】 をクリックします。
- 処理中画面(準備画面)が表示されます。 もし「自動的に設定されてしまう」場合は重複設定になる可能性があります。
- 「アカウントの種類を選択」で POP または IMAP を選択します。
本例では POP を例にご紹介します。 - 次に表示される画面でサーバー設定を行います:
– 受信サーバー名:SslBiz のメールサーバー名
– 送信サーバー名:SslBiz のメールサーバー名
– ポート番号:POP (110 / 995)、SMTP (587 / 465) など
– 暗号化を使用する場合はチェックを入れ、ポートを SSL/TLS 用に変更してください。 - 追加するメールアドレスのパスワードを入力し、 【接続】 をクリックします。
- 正常に完了すると終了画面が表示されます。
「Outlook Mobile をスマートフォンにも設定する」のチェックは不要であれば外し、 【OK】 をクリックして完了です。
メールアドレスを重複追加したい場合
Outlook 2016 では、同じメールアドレスを再度追加したい場合、通常の「アカウントの追加」では制限があります。
以下の方法をお試しください:
- Outlook 2016 を起動し、 【ファイル】 > 【アカウント設定】 > 【プロファイルの管理】 をクリック。
- もしプロンプトが出れば「はい」をクリック。
- 別画面で 「メール設定 – Outlook」 が開くので、 【電子メールアカウント】 をクリックします。
- 「アカウント設定」 画面が表示されたら、 【電子メール】タブ > 【新規(N)…】 をクリック。
- 「自分で電子メールやその他のサービスを使うための設定をする(手動設定)」 を選択し、 【次へ】 をクリック。
- 「POP または IMAP」 を選択し、 【次へ】 をクリック。
- 「POP と IMAP のアカウント設定」 画面が出るので、 名前 / メールアドレス / アカウントの種類 / 受信サーバー / 送信サーバー / ユーザー名 / パスワード を入力。 (SMTP ポートや認証設定、SSL の有無 は先ほどと同様)
- 右下の 【詳細設定(M)…】 をクリックし、送信サーバーは認証が必要をオンにしたり、ポート番号を変更したりします。
- 最終的に 【次へ】 をクリックしてテスト送受信が通れば 【閉じる】 → 【完了】 で終了です。
6-4-7. Outlook 2019 (Outlook Office 365) の設定
Microsoft Outlook 2019 および Outlook Office 365 のメールアカウント設定手順のご案内です。バージョンや更新状況によって異なる場合は、Microsoft の公式資料などもあわせてご確認ください。
メールアカウントの新規追加
- Outlook 2019 / Office 365 を起動し、 【ファイル】 > 【アカウントの追加】 をクリックします。
- 追加したいメールアドレスを入力し、 詳細オプション にある 「自分で自分のアカウントを手動で設定」 にチェックを入れ、 【接続】 をクリックします。
- ※もし自動設定に移行してしまう場合は「アカウントの重複追加」をご参照ください。
- 「アカウントの種類を選択」で POP または IMAP を選択します。 (本例は POP を例にしますが、IMAP も同様の流れで設定可能です。)
- サーバー設定画面が出るので、 受信メール(サーバー名・ポート・SSL 必要可否)、 送信メール(ポート・暗号化方式など)を指定し、 【次へ】 をクリックします。
– 暗号化の場合:POP (995), SMTP (465)
– 平文の場合(非推奨):POP (110), SMTP (587) - メールアドレスに設定されているパスワードを入力して 【接続】 をクリックします。
- 完了画面が表示されたら 【完了】 を押して設定終了です。
メールアカウントの重複追加
Outlook 2019 / Office 365 では、同じメールアドレスを再度追加する際、通常の「アカウントの追加」方法では制限があります。 その場合は以下の方法をお試しください。
- Outlook を起動し、 【ファイル】 > 【アカウント設定】 をクリックします。
- 【プロファイルの管理】 を選択します。
- 表示されたウィンドウで「はい」などの確認が出た場合は従って進みます。
- 【電子メールアカウント】 をクリックします。
- 「アカウント設定」画面が出たら、 【メール】タブ内の 【新規(N)…】 をクリックします。
- 「自分で電子メールやその他のサービスを使うための設定をする(手動設定)」にチェックを入れ、 【次へ】 をクリックします。
- 「POP または IMAP」を選択して 【次へ】 をクリックします。
- POP と IMAP のアカウント設定 画面が表示されます。
名前, 電子メールアドレス, 受信メールサーバー, 送信メールサーバー, アカウント名, パスワード などを入力します。
「SPA を使用する」 はオフにしてください。 - 入力後、画面右下の 【詳細設定(M)…】 をクリックし、 「送信サーバーは認証が必要」などのオプションを設定します。
- 【詳細設定】 タブでポート番号や SSL/TLS の有無を指定します:
– POP3 over SSL →995
– IMAP over SSL →993
– SMTP over SSL →465
– 平文(非推奨)の場合 → POP3:110
, SMTP:587
- 【OK】 を押して画面に戻り、 【次へ】 をクリック。
- 接続テストが成功となれば 【閉じる】 → 【完了】 で設定完了です。
6-4-8. Windows 10 メールアプリの設定
Windows 10 に標準搭載されている「メール」アプリでの設定例をご紹介します。バージョンによって詳細が異なる場合は、Microsoft の提供情報もあわせてご確認ください。
メールアカウントの新規追加(SSL 利用)
- Windows のスタートメニューから 【メール】 をクリックします。
- 右下の歯車アイコン 【設定】 をクリックし、右側に表示されたメニューから 【アカウントの管理】 を選択します。
- 【アカウントの追加】 をクリックし、 【詳細設定】 > 【インターネットメール】 を選択します。
- 以下の情報を入力して 【サインイン】 をクリック:
- メールアドレス / ユーザー名:登録したアドレス(@含む)
- パスワード:そのアドレスのパスワード
- アカウント名:任意(表示名)
- この名前を使用してメッセージを送信:送信者名(任意)
- 受信メールサーバー:SslBiz メールサーバー名
- アカウントの種類:POP3 or IMAP4
- メールの送信 (SMTP)サーバー:同じくサーバー名
- 送信サーバーには認証が必要:チェック
- 送信メールに同じユーザー名とパスワードを使用:チェック
- 受信メールには SSL が必要:チェック
- 送信メールには SSL が必要:チェック
- アカウントがセットアップされ、正常に完了すれば 【完了】 をクリックします。
非暗号化(平文通信)で設定する場合(非推奨)
- 上記手順中の入力項目で、 「受信メールには SSL が必要」 と 「送信メールには SSL が必要」 のチェックを外してください。
- アカウント作成が完了すると、 POP3 の場合:110 番、 IMAP4 の場合:143 番、 SMTP の場合:587 番 を使用した平文通信になります。
6-5. スパムメールチェック機能
「ビジネス スタンダード」では、SslBiz のメールサーバーをご利用中の場合、 スパムメールチェック が標準で稼働しています。
お客さまによる特別な申し込みや設定は不要で、受信メールに対して自動的にスパム判定を行います。
サービス概要
- 送信時:特にチェックは行われません(送信メールには適用されません)。
- 受信時:スパム判定を実施し、特定のヘッダ情報を追記します。
- 「スパムメール件名表示」をONにすれば、件名に
[SPAM]
が付与されます。 - 「スパムメール自動振分」をONにすれば、標準Webメール/IMAP 環境では自動的に迷惑メールフォルダに移動されます。
- スパム判定されたメールをサーバー側で削除・返信することはありません。
スパム判定の定義ファイルについて
24 時間 365 日の自動更新により、最新の定義ファイル・エンジンでスパムチェックが行われます。
このため、特にお客さまがメンテナンスを行う必要はありません。
設定要件
- SslBiz のメールサーバーを利用していること(DNS とメールサーバーが共にSslBiz)。
- お申し込みや特別設定は不要。自動で適用されます。
ただし「スパムメール件名表示」や「スパムメール自動振分」はコントロールパネルでON/OFF 切り替えが必要です。
メールの流れ(例:POP 接続かつスパムメール自動振分 OFF)
- 受信メールはまず ウイルスチェックサービス を通過。感染メールは削除されます。
- スパムメールチェック による判定。 スパムの判定結果はメールヘッダに追記されます。 (件名への [SPAM] 付与は「スパムメール件名表示」が ON かどうかで変わります。)
- メールソフトで受信。
ヘッダ情報や件名に[SPAM]
が含まれるかで振り分け等を設定すれば、スパムを別フォルダへ自動仕分けできます。
スパムメール振り分けの推奨設定例
接続方式 | メールソフト仕様 | スパムメール件名表示 | スパムメール自動振分 | 備考 |
---|---|---|---|---|
POP 接続 | ヘッダ情報で仕分け可 | OFF | OFF | メーラー側のヘッダフィルタ機能で振り分け |
POP 接続 | ヘッダ情報仕分け不可 | ON | OFF | 件名の [SPAM] を使って振り分け |
IMAP / Web メール | – | OFF | ON | 迷惑メールフォルダへ自動振分 |