3. 簡単インストール
3-1. WordPress
こちらでは WordPress を「簡単インストール」で導入する手順や注意事項をご案内します。
バージョンにご留意ください
WordPress のご利用に際し、「簡単インストール」でご提供のバージョンより新しいバージョンが 公式サイトで公開されている場合は、なるべく最新版をご利用ください。「簡単インストール」での提供バージョンは、インストール画面の「ご利用事項」でご確認いただけます。
機能・利用方法はサポート対象外です
WordPress の機能や利用方法・バージョンアップ方法などについてはサポート対象外となります。不明点は公式サイトや関連書籍をご参照ください。
WordPress 公式サイト(英語)
WordPress 日本語公式サイト
インストールにあたっての制約事項
- 以下のディレクトリにはインストールできません:
– 「.htaccess の存在するディレクトリ」
– 「アクセス制御(BASIC 認証)を利用しているディレクトリ」 - サーバー移転中(DNS 切り替え前)のお客様は、URL と IP アドレスの関連が未更新のためインストールできません。
3-1-1. WordPress のインストール
以下の手順で「簡単インストール」を利用して WordPress を導入します。
- コントロールパネルにて 【Web】 > 【公開サイト】 > 【簡単インストール】 > 【WordPress】 と進みます。
- 「ご利用事項」をよく確認し、インストール先ディレクトリを指定して 【インストールする】をクリックします。
- 表示される 4 つの URL のうち、サイト構築に使用する URL を選択します。
– 例)「http://example.com/index.php」「https://example.com/index.php」など。
※ SSL サーバー証明書を導入していない場合、https://
から始まる URL は利用できません。
※ DNS の変更が未完了の場合、URL をクリックしてもインストール画面に進めません。 【DNS の変更前または変更直後の場合】
ドメインの向き先が当社サーバーになっていない場合は、URL をブラウザで開けません。
以下の例のように書き換えてアクセスし直す必要があります:
「http://example.com/wordpress/index.php」 → 「http://プレビュードメイン名/wordpress/index.php」 - インストール画面が表示されたら 【さあ、始めましょう!】 をクリックします。
- 次の画面で 【送信】 をクリックします。
データベース名:あらかじめ入力されています。
ユーザー名:あらかじめ入力されています。
パスワード:MySQL のデータベースパスワードを入力。サーバー設定完了メールに記載されている「データベースのパスワード」をご入力ください。
データベースのホスト名:127.0.0.1
テーブル接頭辞:wp_
- 【インストール実行】 をクリックします。
- WordPress の管理情報を登録して 【WordPress をインストール】 をクリックします。
– サイトのタイトル:任意
– ユーザー名:WordPress ログイン用(自由設定可)
– パスワード:推測されにくい強度の高い文字列を推奨
– メールアドレス:通知用などに利用 - インストール完了後、 【ログイン】 をクリックし、手順 7 で設定したユーザー名とパスワードでログインします。
- ご注意)
データベースのユーザー名 / パスワードでは WordPress にログインできません。
WordPress 用に設定したアカウント情報を使用してください。
3-1-2. WordPress 移行プラグイン
既存の WordPress サイトを当社サーバーへ移行する際に役立つ 「WP移行専用プラグイン for CPI」 についてご説明します。
プラグイン概要
現在運用中の WordPress サイトを簡単に当社サーバーへ移行できるプラグイン 「WP移行専用プラグイン」 をご用意しています。
移行元 / 移行先の両方に本プラグインをインストールすることで、サイトの構成データファイル(DB や画像ファイルなど)を一括エクスポート・インポートできます。
ドメイン名やディレクトリの変更がある場合でも、一括変換機能により移行後の設定変更をスムーズに行えます。
機能 | 概要 |
---|---|
エクスポート | 移行元の WordPress で利用している構成データを 1 ファイルにまとめて出力します。 ドメイン名やディレクトリ名の文字列変換も可能です。 |
インポート | エクスポートしたファイルを移行先の WordPress で読み込むことで、環境を復元できます。 |
バックアップ | 任意のタイミングで構成データファイルを生成し、バックアップとして保存できます。 |
※サーバー環境や、WordPress の他プラグインとの競合状況によっては利用できない場合があります。
動作環境
移行元 WordPress は 4.9 以上、移行先 WordPress は 5.1 以上が推奨環境です。バージョン確認は、WordPress 管理画面の「ダッシュボード > 概要」で可能です。
プラグインのインストール
移行元・移行先双方の WordPress に「WP移行専用プラグイン」をインストールしてください。手順は両者同じです。
- WordPress 管理画面へログインし、 【プラグイン】 > 【新規追加】 をクリックします。
- 検索フォームに 「cpi」 と入力します。
- 検索結果から 「WP移行専用プラグイン for CPI」 の 【今すぐインストール】 をクリックします。
- インストール完了後、 【有効化】 をクリックします。これでプラグインが有効化されます。
- WordPress 管理画面 【プラグイン】 > 【インストール済みプラグイン】 を開き、 「CPI WP Migration」 が追加されていることを確認してください。
プラグインのご利用方法
以下の手順でエクスポート / インポート / バックアップを行います。
エクスポート
- 管理画面の左メニューから 「CPI WP Migration」 をクリックし、 【EXPORT】 を選択します。
- 文字列置換を行う場合は、「EXPORT SITE」下部の「Find & Replace」項目を展開し、 Find 欄 に変換前文字列、 Replace with 欄 に変換後文字列を入力します。
- 【EXPORT TO FILE】ボタンをクリックしエクスポートを開始します。
途中でキャンセルする場合は 「STOP EXPORT」 をクリックしてください。 - エクスポート完了後、 【DOWNLOAD-ドメイン名】 ボタンをクリックしてファイルをダウンロードします。
インポート
- 移行先の WordPress にログインし、 【Import】 をクリックします。
- 「Drag & Drop a backup to import it」 の部分に、エクスポートファイルをドラッグ&ドロップ、または 【IMPORT FROM FILE】 をクリックしてファイルを指定します。
- アップロード完了後、自動的にインポートが始まり、 「Your site has been imported successfully!」 と表示されれば完了です。
- インポート完了後、WordPress のログイン情報は 移行元 の情報が反映された状態になりますのでご注意ください。
バックアップ
- 管理画面の左メニューから 【BACKUPS】 をクリックします。
- 【CREATE BACKUP】 ボタンをクリックし、バックアップファイルを作成します。
- 作成完了後、 【DOWNLOAD-ドメイン名】 をクリックするとバックアップファイルをダウンロードできます。
- バックアップをダウンロード後も、プラグイン画面には残るため、 不要になったら赤いバツ印アイコンで削除してください。
トラブルシューティング
代表的なエラーメッセージと対処方法をまとめます。
- 「設定されている最大アップロードサイズが超過しています」
php.ini 等で設定されているアップロードサイズ上限を超過しています。php.ini を修正し、上限値を大きくしてください。 - 「WordPress を 4.9 以上にバージョンアップしてください」
移行元の WordPress バージョンが 4.9 未満です。4.9 以上にアップデートしてください。 - 「WordPress を 5.1 以上にバージョンアップしてください」
移行先の WordPress バージョンが 5.1 未満です。5.1 以上にアップデートしてください。
3-2. EC-CUBE
こちらでは「簡単インストール」による EC-CUBE の導入手順および注意事項をご案内します。
バージョンにご留意ください
EC-CUBE のご利用に際し、「簡単インストール」でご提供しているバージョンよりも新しいものが 公式サイトで公開されている場合は、可能であればそちらの最新版をご利用ください。「簡単インストール」で提供されるバージョンは、インストール画面の 「ご利用事項」 内でご確認いただけます。
機能・利用方法はサポート対象外です
EC-CUBE の機能および利用方法、バージョンアップ方法などについてはサポート対象外となります。不明点は EC-CUBE 公式サイトまたは関連書籍をご参照ください。
EC-CUBE 公式サイト
インストールにあたっての制約事項
- 以下のディレクトリにはインストールできません:
– .htaccess の存在するディレクトリ
– アクセス制御(BASIC 認証)をご利用中のディレクトリ - サーバー移転中(DNS 切り替え前)で URL と IP の紐付けが更新されていない場合、正常に動作しません。
- プラグインによっては正常に動作しない場合があります。
3-2-1. EC-CUBE4 のインストール
以下の手順で「簡単インストール」を利用して EC-CUBE4 を導入します。
- コントロールパネルにて 【Web】 > 【公開サイト】 > 【簡単インストール】 > 【EC-CUBE】 をクリックします。
- 表示される「ご利用事項」を確認し、インストール先ディレクトリを指定して 【インストールする】をクリックします。
- 4 つの URL が表示されるので、サイトとして使用する URL をクリックしてインストール画面へ進みます。
– 例)「http://example.com/index.php」、「https://example.com/index.php」など。
ご希望の URL(www なし など)に合わせて選択してください。
SSL サーバー証明書 を導入していない場合、https://
は利用できません。
DNS がまだ当社サーバーを向いていない場合、URL をクリックしてもインストール画面に進めません。その場合、以下のように書き換えてアクセスしてください:- 「http://プレビュードメイン名/eccube/index.php」
- インストール画面で 【次へ進む】 をクリックします。
- 再度 【次へ進む】 をクリックします。
- EC サイトの基本情報を入力し、 【次へ進む】 をクリックします。
EC サイトの設定
・ あなたの店名:EC サイト名
・ メールアドレス:管理者メールアドレス
・ 管理画面ログイン ID:半角英数字 4 ~ 50 文字
・ 管理画面パスワード:半角英数字 8 ~ 32 文字
・ 管理画面のディレクトリ名:半角英数字 4 ~ 50 文字 - データベース情報を入力し、 【次へ進む】 をクリックします。
データベースの種類:MySQL
ホスト名:127.0.0.1
ポート番号:3306
データベース名:例)ウェブコントロールパネル ID_XXXXX
ユーザー名:ウェブコントロールパネル ID
パスワード:データベースパスワード - データベースの初期化画面で 【次へ進む】 をクリックします。
※「データベースの初期化処理を行わない」にチェックを入れないでください。 - 以上で EC-CUBE のインストールは完了です。管理画面のリンクをクリックし、ログインしてください。
ID / パスワード はインストール中に設定したものを使用します。 - インストール後は、セキュリティ上の理由から FTP クライアント等を使用して
/install/index.php
を削除してください。
削除されるまで警告メッセージが表示されます。
3-3. ご注意ください
各CGI の著作権は、各制作会社に帰属します
【簡単インストール】でインストールされる CMS ツールの著作権は、各開発元に帰属します。これらのツールは GNU GPL ライセンス にて配布され、ソースコードが公開されています。詳細は各開発元のライセンス情報をご確認ください。
GPL ライセンスとは
ソースコードの公開を原則とし、決められた条件を守れば複製・改変・再配布が自由に行える という規約です。用途制限はなく商業利用も可能ですが、派生物にも同じライセンスを適用し、 著作権を主張しつつプログラムをオープンソースとして扱うことを義務付ける点が特徴です。
GNU プロジェクト – フリーソフトウェア財団 (FSF)
なお、当サーバー以外で【簡単インストール】提供の CGI を利用したり、無断で販売したりしないようご注意ください。
CGI の保証の放棄について
「簡単インストール」で提供する CGI は、コントロールパネルのヘルプ通りにご利用いただく場合、 当社サーバー上で動作することを保証します。その他の利用方法や改変、外部環境における動作は保証対象外となります。これらの CGI は商業可能性や特定の用途に対する適切性などに対して暗示的な保証もなければ、それ以外のいかなる保証も行いません。当社はこれらの CGI を使用したことによる損害と申し立てられたもの、または実際にあった損害やクレームに対するいかなる責任も負わないものとします。
コントロールパネル以外で入手・利用されたプログラム(CGI を含む)についても、当社サポートおよび保証対象外となります。実際の運用前に十分テストを行い、正常に動作することを確認のうえご利用ください。